留学

セブに数ある語学学校から自分の留学に合った学校を見つける方法

今回はフィリピンのセブ島にたくさんある語学学校から、自分に合った学校を見つけるときに大切なポイントについて体験談を結びつけつつ紹介したいと思います。

これを見ている方は、きっと学校がたくさんあってどこが良いんだろうと迷っていると思うので、少しでも参考になればと思います。^^

留学における目標は何か

やはりこれが一番大事なのではないかと思います。この目標によって、期間や学校の厳しさを調整する必要があるからです。

例えば、目標が旅行中に知り合った人たちと英語で会話できるようになることだとします。この場合、そこまで高度な単語力は必要なく、それよりも瞬発力を高めること経験を積むことが大事になるかと思いますので、先生との会話中心のクラスが多い学校を選ぶと良いでしょう。

一方で、目標がTOEICで高い点数をとることだとします。この場合は、TOEIC頻出の英単語、表現などを中心に勉強する必要があります。また、リスニングとリーディング、どちらも伸ばしていかなければなりません。

ですので、単純にアウトプットだけ増やしても、TOEICを受けたときに知らない単語やたくさんの文に苦しんでしまうでしょう。つまり、アウトプット中心の会話レッスンだけでなく、多くの情報をインプットできる環境が必要になります。

また、自分の実力に合った期間を選ぶことも大切です。

すごく極端な例ですが、もし今まったく英語が分からない人が、1ヶ月でTOEIC900点を取りたい!という目標を持っていたとしても、誰もが無謀だと思うでしょう。

しかし、1年かけて勉強して900点取れるようになりたい、という目標であれば、努力次第でゼロからでも達成できると考えることができるでしょう。

学校によって、短期に強いところ、長期に強いところなどもあるのでそれも考慮した方が良いでしょう。

自分の性格、好み

皆さんもご存知の通り、セブにはたくさんの語学学校があります。しかしその多くは、韓国系か日本系に分かれます。経営者が韓国人か日本人かで、その学校の生徒の国籍比率や食事メニューなどが変わります。

もし韓国に興味があるのであれば、韓国系の語学学校を選んだら自然と韓国人の友達もできやすいですし、文化を学ぶ良い機会になります。

また反対に、辛い物が苦手であったり日本人の友達を作りたかったりするのであれば、日本系の語学学校を選んだら良いと思います。

このときに注意しておいた方が良い点は、日本系の学校では、どうしても日本人同士でかたまって日本語で話してしまいやすい、ということです。学校の中には、EOP(English Only Policy-英語以外禁止)のルールを持つところもあるので、ある程度英語の基礎を理解している人にはおススメです。

さらに、日本系、韓国系のどちらの学校もだいたいリゾート、セミスパルタ、スパルタという3つに大きく分けられます。

自分の勉強のタイプはどれに近いのか、またどのように勉強したいのか、によって最善の選択は変わると思います。

わたしの場合、受験勉強含めて机に長い時間向かって勉強することが苦手でした。ですが、大学を卒業してからは勉強だけの為に時間を使うことは難しいと気付き、長時間集中できるようになりたいと思ってセミスパルタ(スパルタ?笑)の学校を選びました。

わたしの選んだサウスピークでは、授業時間以外に"義務予習"というものを取り入れていて、全生徒が1日平均10時間勉強しています。平日の8:00〜17:00(12:00〜13:00を除く)は外出禁止、また勉強をしなくてはいけません。ですので、拘束されるのが嫌いな人やリゾート暮らしを理想としている人には向いていないと思います。

また、わたしの校舎はEOP校舎になっていて、24時間英語生活ができる校舎でした。フィリピンの学校は、基本的に入学基準はありませんが、わたしたちの校舎はTOEIC600点以上という条件がありました。この基準によって、校内にはある程度の英語は理解している人しかいないため、日本人同士でも英語環境が実現できていました。

逆に、わたしの知り合いが教頭先生をしている語学学校は、セブで一番田舎にあって、プライベートビーチとマングローブを持っています。また、敷地内にはヤギや犬などの動物もいます。マングローブではなんとホタルも見ることができます!!(実際にわたしも見せてもらいました!)

この語学学校は授業はたくさんあるのですが、夜や休日はのんびり過ごすことができます。

また、語学学校によって年齢層も若干異なったりするので、そこらへんを気にする人は、申し込み前に写真をチェックしたり、エージェントの人に聞いてみたりしても良いかもしれません。^^

どうやって探す?

前述した通り、セブには多数の語学学校が存在します。その中には、評判の悪いところや経営危機に陥っているようなところも存在します。そんなとき、日本にあるエージェントに相談してみると、カウンセリングの内容を基に、その人に合っていそうな学校をいくつか紹介してくれます。またエージェントも質の悪い学校は紹介したくないので、こまめに現地の情報を仕入れています。だから、比較的評判の良い所を紹介してくれると思います。

また、金銭面的に厳しいけど英語の勉強をしたい!という人には、働きながら勉強する学校もあることをお伝えします。

わたしの友達は、コールセンターの仕事をする代わりに毎日4コマくらいのマンツーマン授業を受けられるところに通っていました。この場合、費用をかなり抑えられるし英会話の練習もできるので、これから海外を旅するためにお金をあまり使えないけど英語を練習しておきたい人などには向いていそうです。

ちなみにわたしは、インターネットで検索していて見つけた、「本気留学」という言葉に惹かれてサウスピークのホームページに辿り着きました。サウスピークは、割と新しい語学学校で、ベンチャー的なところなので、紹介ではなく直接申し込みました。

はじめは、エージェントを通して韓国系の日本人が少ない学校に行くことを考えていました。しかし、サウスピークのホームページを見て非常に共感しここで勉強してみたい、と思ったのでサウスピークに決めました。

サウスピークに決めた理由

まず、わたしのセブ留学における目標が

・TOEIC800点以上

・勉強する習慣を身につける

・ワーホリに行く前に英会話力をつける

でした。

留学申し込みの時点のTOEICの点数は、470点でした(汗)申し込んだのが、2017年の夏だったので、出発まで半年以上あり、出発までに600点を越そうという目標を立てました。

サウスピークとほかの語学学校の違うところ、惹かれるポイントがいくつかありました。

・申し込むと専用の事前学習カリキュラムを作ってくれる。

申し込む際に現時点でのTOEICの点数を提出します。このTOEICの点数に合わせてカリキュラムを作ってくれます。これに沿って、事前学習ができるので、何を勉強したら良いか分からない、という状況に陥りません。

・日本語で書かれた英語教材で勉強できる。

これは特に英語学習初心者に非常に効果的だと私は思うのですが、英語をあまり理解していない人が英語で文法や説明を聞いて、100%理解できると思いますか?

答えは否です。(個人的には)

日本人は、母語である日本語で文法やらを理解するのが英語学習の近道であると思ったので、この方針の学校を他にも探してみましたが他にはあまりありませんでした。

ちなみにこれが、出発前に揃えたわたしの指定教材です。一般的な語学学校より多いと思います。見て分かる通り、すべて日本語で書かれた日本人のための教材を使えます。

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・発音矯正に力を入れていて、フォニックスを一から学べる。

日本人が英語学習で苦労するポイント、それは発音です。発音が完璧にネイティブのようになることは3ヶ月でできることではないと思いましたが、発音の基礎、フォニックスを一度学んでおけば、これからは自分で練習できると思いました。

・TOEICに特化した勉強ができる。

3ヶ月の留学生活における目に見えた成果がほしいな、という思いと就職活動のために点数があったらな、と思ったので「TOEICの点数が3ヶ月で平均200点あがる」という言葉は非常に魅力的でした。また、TOEICに特化した勉強とは言っても、4S(skills)と呼ばれるスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングが総合的に上がるような勉強をしていくので、点数があがるだけではないようでした。

・自習環境が整っている。

サウスピークは義務予習を取り入れている学校で、インプットをたくさんしなければアウトプットの質は上がらない、という指導方針でした。そしてわたしもそれにとても共感しました。やはり、イディオムや単語はたくさんインプットしなければ普段の会話で使えないし、幼稚な会話になってしまいます。もちろん、日常英会話や旅行英会話でしたらそれで十分ですが、わたしの目指す英語力はビジネスでも使える英語力であったので、そのための土台作りをしたいと思いました。平均で毎日10時間以上勉強って、正直今までしたことありませんでした。でも、そんな自分を変えたくて、サウスピークで頑張ろうと決めました。ここなら、周りがみんな勉強しているし、自然に勉強できるようになるのではないか?と思いました。

・先生の質が高い。

ホームページによると、サウスピークの先生は、フィリピンの上位10%の英語力を持つ先生しかいないそうです。値段はセブの語学学校の平均より少し高めですが、やはり重要なのは先生だと思うので、ここはかなり重要視しました。

まとめ

最後に要点を言いますと、語学学校を決めるためには

・自分の目標をしっかりと定める

・自分の性格や好みを見極める

・自分の中で語学学校に求めるものの優先順位を決める

ということが必要だと思います。

この3つから導き出されることはただ一つ。人のおすすめは、その人のおすすめに過ぎません。たとえ、「○○って学校が良かったよ」と言われても、それは一意見として聞きましょう。人の意見を過信しない方が自分にとって、良い選択ができると思います。良かったよ、と言えるのは他の学校を経験したことがないからであって、たとえいくつか行ったことがある人はいるとしても、何十箇所も行っている人は滅多にいないでしょう。

また、「良くなかった」と言う話を聞いたときは、何が良くなかったのかを聞いてみてください。休日は騒ぎたい人が真面目な人しかいない学校に行ったらそれはつまらないでしょうし、辛いものが苦手な人が韓国系の学校に行ったら毎回のご飯が苦痛になってしまうでしょう。

結果だけで判断するのではなく、原因を聞いて、それが自分にも当てはまるのか、考えてみると間違った削り方をしなくて済むと思います。

個人的には、セブの語学学校はそこまで大きく質が違うとは思っていません。だからこそ、自分が頑張れる環境を見極めて、そこに行くことが大事だと思います。

せっかく英語を勉強したいと思って行動に移しているのですから、是非充実した後悔のない留学にしてください^^

それではまた!人生楽しんでいきましょう!!

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  • この記事を書いた人

きよ

平成7年(1995)生まれの文系学部卒エンジニアです。 2020年からSESの会社で働いていましたが、転職して2023年からは自社開発企業でWebエンジニアとして働いています。 最近日本在住のアメリカ人と国際結婚しました。 デザインと旅が好きです。

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