ワーホリ

良くない噂の多いイチゴファームで3週間働いてみた!

こんにちは、お久しぶりです。きよです!

日本は最近自然災害が異様に多い気がしますが、皆さんご無事でしょうか。

9月1日の投稿移行、全然記事を書くことができませんでした。ようやく久しぶりに記事を書いてます。

今まで何してたの?

さて、最後の投稿以後、空白の期間に何をしてたのかと言いますと、

イチゴファームで働いていました!!

ブリスベン市内から電車で1時間ほどにある「カブルチャー」という町でほぼ毎日イチゴを摘んでいました。THE・田舎という感じの畑ときれいな空が見れます。

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このカブルチャーという名前、聞いたことありあすか?実は、「カブルチャー イチゴ」で調べてみると、悪い噂が山ほど出てくるんです(笑)

さらに、最近オーストラリアで大きな問題になってイチゴへの針混入事件が起きたのも、このカブルチャーだったみたいなんです!日本でもニュースになったようで、母から大丈夫なのかと連絡がありました^^;

幸いにも私のいたファームは無関係だったため影響はありませんでしたが、関係のあったファームは営業停止になったり大量解雇があったりと大変だったみたいです。

…という訳で、今回はカブルチャーについてよく言われている悪い噂と私の体験を照らし合わせながら、総合的にどうだったのかを伝えていきたいと思います。わたしは「ピッキング」しか経験していないので、ピッキングに興味がある方は必見です!

悪い噂①:長時間労働、休みがもらえない

ファームを探すときに、いろいろなブログを参考にしました。そんな中でよく見たのが、朝早くから夕方までの長時間労働を強いられる、という感想でした。

これに関してはまったく否定しません。(笑)

わたしのいたファームは朝6時から日が沈むまででした。到着したときに説明を受けた時には、サンセットまでのロングデイと15時くらいには終わるショートデイが交互になると聞いていましたが、イチゴがピークシーズンだったため毎日ロングでした。他のファームも朝早いのは変わらないみたいでしたし、ファームによっての差はそこまでないように感じました。

休みに関してはわたしのファームでは、週に1日各自の希望日にお休みがもらえました。休みたい日の3日前までにスーパーバイザーに伝えればオッケーでした。ピークシーズン前は全員のデイオフ(お休み)もあったようです。逆に休みよりも稼ぎを優先したい人はデイオフを申請しない人もいました。

わたしは休みなしには耐えられなかったので、もちろんデイオフ申請しっかりしました☆笑

後は休憩時間についてですが、わたしたちのファームでは全体での決まった休憩はなく、各自昼食休憩や小休憩をとるという感じでした。小腹がすいたらイチゴ食べたり、持ってきたお菓子を食べたりもできました。

悪い噂②:からだを壊すほどハード

これはイチゴファームだけに限ったことではないと思いますが、ファーム仕事はやはり体を使います。なので腰や首、足などさまざまなところが痛い人に出会います。わたし自身もなぜか右肩だけが最初の2.3日で痛くなり、その後もずっと痛いままでした。実は今も若干痛かったりします汗

ですから、腰痛持ちの人にはあまりおすすめできません。特にイチゴのピッキングはトロリーに座ってかがんだ状態でイチゴを摘んでいくので腰への負担は半端じゃありません。特に女性は男性に比べて筋力も少ないので、トロリーの扱いに慣れるまではなかなか大変かと思います。トロリーはこんな感じのものです。

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このトロリーも動きやすいもの、ガタガタするものと良し悪しがあるので早い者勝ちでどんどん良いものは取られてます。ガッタガタのトロリーに当たったときはやる気が全然出せません。

悪い噂③:ボスに怒鳴りまくられる

わたしがだいぶ懸念していたのはここでした。怒られるのが嫌いすぎて・・・

わたしが働いたのは韓国系のファームだったのですが、怒鳴って怒られるようなことはありませんでした。私だけではなく、他の人たちも怒られているのは見ませんでした。が、ときどき休みのことや退去日について揉めていることはありました。

また、ボスと言っても本当のボスと現場で指揮をするスーパーバイザー、コントラクターは別なので本当のボスは1日に1回ずつ現れるくらいでした。姑みたいな感じの人で、みんな面倒くさがってはいました(笑)

スーパーバイザーもコントラクターも若くて、20代後半とかでとてもやさしかったです。他のイチゴファームから移動してきた人に話を聞くと、やはり怒鳴ってくるファームも存在するようです。

悪い噂④:お金が稼げない

ファーム仕事の給料は2タイプあって、時給制と歩合制があります。時給制だと安定した給料がもらえますが、時給に見合った仕事ができないと、簡単に首をきられるらしいです。歩合制の場合、初心者は全然稼げませんがトップピッカーになると、時給制よりも稼げることもあります。わたしは全然稼げませんでしたが、一日で400ドル(約34000円!)稼ぐ強者もいました!!こういう人たちは最低でも1週間で900ドルは稼いでいるそうなので、夢のある仕事ですよね。まあ、拘束時間が異常に長いのでそれを考えるとどうなんでしょうか。

また、オフシーズンに行っても仕事がなくて全然稼げず家賃代でマイナスになってしまうこともあるので、シーズンの確認をして旬の野菜や果物のファームに行くことが重要です。

悪い噂⑤:給料未払いがある

これは実際にわたしの友達も支払われなかったそうです。せっかく一生懸命働いても、肝心の給料がもらえなかったらボランティアになってしまいます。

給料未払いはけっこうよく聞く話なので、そのファームで働いている人に話を聞けるのであれば、そういうところがきちんとしているか確認してから決めることをお勧めします。

ファームで働いてみて残念だったこと、辛かったこと

さて、いくつかの悪い噂を経験と比較してきましたが、わたしが感じた残念ポイントをこれからファームで働くか迷っている人のためにシェアしたいと思います。

・国籍に偏りがある

これはファームに行く前から分かっていたのですが、やはりアジア人がとても多いです。わたしは韓国系ファームだったので、韓国人が5割くらいで日本人4割、その他1割くらいでした。またシェアハウスはほぼ日本人女性だったので、オーストラリアにいるのが信じられなかったです(笑)

・トイレが汚すぎる

トイレが汚いのはファームだししょうがないと覚悟はしていました。ですが、汚いというレベルではない!!汚物の交換、掃除は毎日行われるわけではなかったのっで溜まってくるともはやトイレではなく、ゴミ溜めみたいな悲惨なことになっていました。男性は割と野ションしてました(笑)

・慣れるまでかなりきつい

トロリーの扱いに慣れるまで時間がかかるし、イチゴをミスなく摘むのもなかなか難しかったです。身体的にも、メンタル的にも最初きつかったです。また、体を一度痛めてしまうとどんどん蓄積していって、病院に通わなくなったりしてしまうので本当に注意が必要だなと思いました。

・自分の時間が持てない

一日約12時間労働だったので、仕事が終わってからはシャワー、ご飯で1日が終わってしまいます。イチゴを摘んでいる間は音楽を聴いたり電話したりできるじかんはたっぷりですが、たとえばブログや英語の勉強などの時間はなかなか取れません。これは、自分にとってだいぶマイナスポイントでした。

・お菓子がとまらない

おまけですがストレスや疲れから、スナックやチョコレートなどを食べたくなってたくさん食べてしまいました。痩せるだろうと思っていたけど多分痩せられませんでした(泣)

ファームで働いて良かったこと

残念なポイントもたくさんありましたが、もちろん良かったこともあります。

・イチゴをたくさん食べれた

取れたイチゴはすべてを出荷するわけではありません。小さすぎるものや傷がついてしまったものはゴミとして処分されます。そんなイチゴも味は変わりません。ときどき家に持ち帰って、ジャムやイチゴミルクを作りました。

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・お金が少しプラスになった

わたしは初めてたった3週間でやめたのでそんなに稼げませんでしたが、それでもプラスになりました。オーストラリアに来てから初めての仕事、収入でした。

・いろんなバックグラウンドの人たちに出会えた

わたしは、まだ全然オーストラリアに友達がいなかったのでたくさんの日本人に会っていろんな話が出来たことはとてもプラスになりました。韓国人の人たちとも仲良くなって韓国料理を作ってもらったりしました。

・一応英語を使える環境だった

一応をつけたのは日本人が多かったり、韓国人の何人かは日本語をある程度話せたりと英語を使わなくててもなんとかなる環境だったからです。ですが偶然にも同じタイミングでイタリア人女性が働き始めたので、シェアハウスの中でも英語を使うことができました。欧米の人はほとんどいないと聞いていたので、本当にラッキーだったと思います。

・毎日綺麗な夕日と朝日を見れた

朝日と夕日は死ぬほどきれいでした。こんなに毎日太陽を眺められる生活は日本ではなかなかできないので良かったです。f:id:kiyomaron333:20180927131038j:imagef:id:kiyomaron333:20180927131105j:image
・自分と向き合う時間をたくさん持てた

勉強したりブログを書いたりする時間は全然ありませんでしたが、今後のオーストラリア生活をどうしていくか、日本帰国後、どんな仕事をするのかなどを考える時間をたくさん取ることができました。セブで勉強している間は、正直勉強以外のことをしたり考えたりする余裕を持てなかったので、とても良い機会になりました。

最後に

ファームで働いてみて大変だったこともたくさんありましたが、農業というなかなか日本ではできないことができたし、早寝早起きという、人間にとって一番大切なリズムを取り戻すことができました。良くない噂ばかり聞いていたカブルチャーのイチゴファームでしたが、きちんと給料も払われているし個人的には行ってみて良かったと思います。大変ハードだったので、もう戻りませんがね(笑)

オーストラリアでワーホリをしている人たちはセカンドビザを取得するか大変悩むところかと思いますが、セカンドビザを取りたいのであれば、ファームでの仕事は避けて通れません。悪徳のところもやはり多いと聞きますので、いろんな人からの情報を集め吟味し、ファーム生活が最悪の思い出にならないように願っています。
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  • この記事を書いた人

きよ

平成7年(1995)生まれの文系学部卒エンジニアです。 2020年からSESの会社で働いていましたが、転職して2023年からは自社開発企業でWebエンジニアとして働いています。 最近日本在住のアメリカ人と国際結婚しました。 デザインと旅が好きです。

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