ワーホリ

良くない噂の多いカブルチャーのイチゴファームで働いてみた!【3週間でやめた】

こんにちは、お久しぶりです。きよです!

日本は最近自然災害が異様に多い気がしますが、皆さんご無事でしょうか。

9月1日の投稿以降、全然記事を書くことができませんでした。ようやく久しぶりに記事を書いてます。

今まで何してたの?

さて、最後の投稿以後、空白の期間に何をしてたのかと言いますと、、、

きよ
きよ

イチゴファームで働いていました!!

ブリスベン市内から電車で1時間ほどにある「カブルチャー」という町でほぼ毎日イチゴを摘んでいました。THE・田舎という感じの畑ときれいな空が見れます。

このカブルチャーという名前、聞いたことありあすか?実は、カブルチャー イチゴ」で調べてみると、悪い噂が山ほど出てくるんです(笑)

さらに、最近オーストラリアで大きな問題になってイチゴへの針混入事件が起きたのも、このカブルチャーだったみたいなんです!日本でもニュースになったようで、母から大丈夫なのかと連絡がありました^^;

幸いにも私のいたファームは無関係だったため影響はありませんでしたが、関係のあったファームは営業停止になったり大量解雇があったりと大変だったみたいです。

…という訳で、今回はカブルチャーについてよく言われている悪い噂と私の体験を照らし合わせながら、総合的にどうだったのかを伝えていきたいと思います。わたしは「ピッキング」しか経験していないので、ピッキングに興味がある方は必見です!

カブルチャーのいちごファームに関する悪い噂5つ

さて、事前に調べている中で、カブルチャーのいちごファームについて見つかった悪い噂が以下の5つでした。

カブルチャーの悪い噂

①長時間労働、休みがもらえない
②からだを壊すほどハード
③ボスに怒鳴りまくられる
④お金が稼げない
⑤給料未払いがある

なぜそんなに悪い噂があるのにカブルチャーのファームを選んだのか

みなさん疑問に思うでしょう、ではなぜそんな悪い噂を見たのにカブルチャーのいちごファームを選んだのか?って。

その理由は4つです。

カブルチャーのいちごファームを選んだのか

  • 日本人がその求人の募集をしていた
  • 車が欲しかったり住居が自分で探す必要が多かったりする中、ファームへの送迎付きでシェアハウスも完備していた
  • 自分の力を過信していた
  • 怖いもの見たさ

こうやって振り返ってみると、いかに自分がお馬鹿さんかが分かります。笑

一つづつ釈明()させてください。

日本人がその求人の募集をしていた

応募した求人はFacebookのオーストラリア仕事探しのようなグループでの投稿にあったもので、その投稿は海外の方が日本語に翻訳して投稿していることもありました。一方私が応募した求人は日本人の名前で、自然な日本語で投稿されていて、信頼度がありました。

まあ、実際に着いた時にはその応募を代理でしていた日本人男性は、ファームのマネージャー陣と揉めたらしくいませんでしたがね。笑

車が欲しかったり住居が自分で探す必要が多かったりする中、ファームへの送迎付きでシェアハウスも完備していた

自動車免許は持っていたのですが車は持っていなかったので、ファームまでの送迎があるところを選ぶ必要がありました。

また、シェアハウスも自分で探すのは面倒くさいと思っていたのと、同じファームで働く人と同じ家に住んだ方が仲良くなれるかなー?という気持ちもありました。

自分の力を過信していた

若気の至りですね。

怖いもの見たさ

はい、若気の至りパート2です。。

そんなに悪い噂ばっかりあるのは何故なのか、実際はどうなるか気になりまして。

何かあったらブログのネタになるし、稼げたらラッキー♪という気持ちがちょっぴりありました。

実際ファームで働いてみた体験から悪い噂の答え合わせ

さて、実際に働いてみた経験をもとに、悪い噂5つの答え合わせをしていきます。

悪い噂①:長時間労働、休みがもらえない>真実

ファームを探すときに、いろいろなブログを参考にしました。そんな中でよく見たのが、朝早くから夕方までの長時間労働を強いられる、という感想でした。

これに関してはまったく否定しません。(笑)

わたしのいたファームは朝6時から日が沈むまででした。

到着したときに説明を受けた時には、サンセットまでのロングデイと15時くらいには終わるショートデイが交互になると聞いていましたが、イチゴがピークシーズンだったため毎日ロングでした。

他のファームも朝早いのは変わらないみたいでしたし、ファームによっての差はそこまでないように感じました。

休みに関してはわたしのファームでは、週に1日各自の希望日にお休みがもらえました。休みたい日の3日前までにスーパーバイザーに伝えればオッケーでした。

ピークシーズン前は全員のデイオフ(お休み)もあったようです。

逆に休みよりも稼ぎを優先したい人はデイオフを申請しない人もいました。

わたしは休みなしには耐えられなかったので、もちろんデイオフ申請しっかりしました☆笑

後は休憩時間についてですが、わたしたちのファームでは全体での決まった休憩はなく、各自昼食休憩や小休憩をとるという感じでした。

小腹がすいたらイチゴ食べたり、持ってきたお菓子を食べたりもできました。

悪い噂②:からだを壊すほどハード>体が強くない人にとっては真実

これはイチゴファームだけに限ったことではないと思いますが、ファーム仕事はやはり体を使います。

なので腰や首、足などさまざまなところが痛い人に出会います。

わたし自身もなぜか右肩だけが最初の2.3日で痛くなり、その後もずっと痛いままでした。

実は今も若干痛かったりします汗

ですから、腰痛持ちの人にはあまりおすすめできません。

特にイチゴのピッキングはトロリーに座ってかがんだ状態でイチゴを摘んでいくので腰への負担は半端じゃありません。

特に女性は男性に比べて筋力も少ないので、トロリーの扱いに慣れるまではなかなか大変かと思います。

トロリーはこんな感じのものです。

このトロリーも動きやすいもの、ガタガタするものと良し悪しがあるので早い者勝ちでどんどん良いものは取られてます。

ガッタガタのトロリーに当たったときはやる気が全然出せません。

悪い噂③:ボスに怒鳴りまくられる>ファームによるっぽい

わたしがだいぶ懸念していたのはここでした。怒られるのが嫌いすぎて・・・

わたしが働いたのは韓国系のファームだったのですが、怒鳴って怒られるようなことはありませんでした。

私だけではなく、他の人たちも怒られているのは見ませんでした。が、ときどき休みのことや退去日について揉めていることはありました。

また、ボスと言っても本当のボスと現場で指揮をするスーパーバイザー、コントラクターは別なので本当のボスは1日に1回ずつ現れるくらいでした。

姑みたいな感じの人で、みんな面倒くさがってはいました(笑)

スーパーバイザーもコントラクターも若くて、20代後半とかでとてもやさしかったです。

他のイチゴファームから移動してきた人に話を聞くと、やはり怒鳴ってくるファームも存在するようです。

悪い噂④:お金が稼げない>人による

ファーム仕事の給料は2タイプあって、時給制と歩合制があります。

時給制だと安定した給料がもらえますが、時給に見合った仕事ができないと、簡単に首をきられるらしいです。

歩合制の場合、初心者は全然稼げませんがトップピッカーになると、時給制よりも稼げることもあります。

わたしは全然稼げませんでしたが、一日で400ドル(約34000円!)稼ぐ強者もいました!!

こういう人たちは最低でも1週間で900ドルは稼いでいるそうなので、夢のある仕事ですよね。

まあ、拘束時間が異常に長いのでそれを考えるとどうなんでしょうか。

また、オフシーズンに行っても仕事がなくて全然稼げず家賃代でマイナスになってしまうこともあるので、シーズンの確認をして旬の野菜や果物のファームに行くことが重要です。

私が実際に3週間弱働いて稼げた金額をこちらの記事で公開していますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。

カブルチャーのいちごファームで働いた3週間弱でいくら稼げる?1日の流れも

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悪い噂⑤:給料未払いがある>ファームやタイミングによる

これは実際にわたしの友達も支払われなかったそうです。

せっかく一生懸命働いても、肝心の給料がもらえなかったらボランティアになってしまいます。

給料未払いはけっこうよく聞く話なので、そのファームで働いている人に話を聞けるのであれば、そういうところがきちんとしているか確認してから決めることをお勧めします。

カブルチャーのいちごファームで働いてみて残念だったこと、辛かったこと

さて、いくつかの悪い噂を経験と比較してきましたが、わたしが感じた残念ポイントをこれからファームで働くか迷っている人のためにシェアしたいと思います。

よくなかったこと、辛かったこと

  • 国籍に偏りがある
  • トイレが汚すぎる
  • 慣れるまでかなりきつい
  • 自分の時間が持てない
  • お菓子がとまらない

詳しく説明してきますね。

国籍に偏りがある

これはファームに行く前から分かっていたのですが、やはりアジア人がとても多いです。

わたしは韓国系ファームだったので、韓国人が5割くらいで日本人4割、その他1割くらいでした。

またシェアハウスはほぼ日本人女性だったので、オーストラリアにいるのが信じられなかったです(笑)

トイレが汚すぎる

トイレが汚いのはファームだししょうがないと覚悟はしていました。

ですが、汚いというレベルではない!!汚物の交換、掃除は毎日行われるわけではなかったのっで溜まってくるともはやトイレではなく、ゴミ溜めみたいな悲惨なことになっていました。

今までもお祭りやキャンプとかで、汚いトイレは見たことがありましたが、今までの人生でダントツでした。。。

女性は生理などもあるので、トイレが汚いのは精神衛生上も良くなかったですね。。。

男性は割と野ションしてました(笑)

慣れるまでかなりきつい

トロリーの扱いに慣れるまで時間がかかるし、イチゴをミスなく摘むのもなかなか難しかったです。

また、毎日の成果がランキング形式で発表されるのですが、新人は大体ランキングの下位スタートです。

身体的にも、メンタル的にも最初きつかったです。

また、体を一度痛めてしまうとどんどん蓄積していって、病院に通わなくなったりしてしまうので本当に注意が必要だなと思いました。

自分の時間が持てない

一日約12時間労働だったので、仕事が終わってからはシャワー、ご飯で1日が終わってしまいます。

イチゴを摘んでいる間は音楽を聴いたり電話したりできる時間はたっぷりですが、たとえばブログや英語の勉強などの時間はなかなか取れません。

これは、自分にとってだいぶマイナスポイントでした。

お菓子がとまらない

おまけですがストレスや疲れから、スナックやチョコレートなどを食べたくなってたくさん食べてしまいました。

痩せるだろうと思っていたけど多分痩せられませんでした(泣)

カブルチャーのいちごファームで働いて良かったこと

残念なポイントもたくさんありましたが、もちろん良かったこともあります。

よかったこと

  • イチゴをたくさん食べれた
  • お金が少しプラスになった
  • いろんなバックグラウンドの人たちに出会えた
  • 一応英語を使える環境だった
  • 毎日綺麗な夕日と朝日を見れた
  • 自分と向き合う時間をたくさん持てた

詳しく説明していきます。

イチゴをたくさん食べれた

取れたイチゴはすべてを出荷するわけではありません。

小さすぎるものや傷がついてしまったものはゴミとして処分されます。

そんなイチゴも味は変わりません。

ときどき家に持ち帰って、ジャムやイチゴミルクを作りました。

お金が少しプラスになった

わたしは初めてたった3週間でやめたのでそんなに稼げませんでしたが、それでもプラスになりました。

オーストラリアに来てから初めての仕事、収入でした。

いろんなバックグラウンドの人たちに出会えた

わたしは、まだ全然オーストラリアに友達がいなかったのでたくさんの日本人に会っていろんな話が出来たことはとてもプラスになりました。

韓国人の人たちとも仲良くなって韓国料理を作ってもらったりしました。

ポテトとナゲットは韓国料理というわけではないですが、まあオーストラリアなので。笑

一応英語を使える環境だった

一応をつけたのは日本人が多かったり、韓国人の何人かは日本語をある程度話せたりと英語を使わなくててもなんとかなる環境だったからです。

ですが偶然にも同じタイミングでイタリア人女性が働き始めたので、シェアハウスの中でも英語を使うことができました。

欧米の人はほとんどいないと聞いていたので、本当にラッキーだったと思います。

毎日綺麗な夕日と朝日を見れた

夕日と朝日は毎日綺麗でした。

ファームにはポニーちゃんたちもいたので、癒しでした。

自分と向き合う時間をたくさん持てた

勉強したりブログを書いたりする時間は全然ありませんでしたが、今後のオーストラリア生活をどうしていくか、日本帰国後、どんな仕事をするのかなどを考える時間をたくさん取ることができました。

セブで勉強している間は、正直勉強以外のことをしたり考えたりする余裕を持てなかったので、とても良い機会になりました。

最後に

ファームで働いてみて大変だったこともたくさんありましたが、農業というなかなか日本ではできないことができたし、早寝早起きという、人間にとって一番大切なリズムを取り戻すことができました。

良くない噂ばかり聞いていたカブルチャーのイチゴファームでしたが、きちんと給料も払われているし個人的には行ってみて良かったと思います。

大変ハードだったので、もう戻りませんがね(笑)

オーストラリアでワーホリをしている人たちはセカンドビザを取得するか大変悩むところかと思いますが、セカンドビザを取りたいのであれば、ファームでの仕事は避けて通れません。

悪徳のところもやはり多いと聞きますので、いろんな人からの情報を集め吟味し、ファーム生活が最悪の思い出にならないように願っています。

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  • この記事を書いた人

きよ

平成7年(1995)生まれの文系学部卒エンジニアです。 2020年からSESの会社で働いていましたが、転職して2023年からは自社開発企業でWebエンジニアとして働いています。 最近日本在住のアメリカ人と国際結婚しました。 デザインと旅が好きです。

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