ITパスポートを取得しようと思うけれど、どんな勉強をしたら良いんだろう・・・
そんな悩みを持っている方必見です!筆者の経験を元に、合格までの5ステップをお伝えします。
ITパスポート合格までの5ステップ
ITパスポートに合格するための5ステップはズバリこちらです!!
①1冊のテキストをサラッと1周読む(問題は解かない) |
②テキスト2周目で問題を解きつつじっくり読む |
③過去問をたくさん解き7割を目指す |
④正解率が低い分野をテキストで読み直す |
⑤過去問を解き8割超えを目指す |
こちらの5ステップで、文系の方でも合格までいけるでしょう!私もこの勉強方法で合格までいけましたので、間違った方法ではないと思います。
ちなみに私がITパスポートに合格したときの状況はこちらです。
筆者の当時の状況
★バックグラウンド:Webデザインを半年かじった程度でITの専門用語はほぼ知らない。PCの操作など“デジタル”に対しての苦手心などはなくて、むしろ好き(だったと思う)。
★準備期間:2020年3月〜6月の4ヶ月間
★勉強時間合計:約67時間
★使用テキスト:1冊
★準備期間:2020年3月〜6月の4ヶ月間
★勉強時間合計:約67時間
見ていただくとわかると思いますが、いたって普通の文系大卒女子ですよね(笑)
似たような方であれば同じくらいの時間勉強すれば合格を掴めるでしょうし、毎日ガッツリ勉強時間を確保できる方であれば1ヶ月で合格することも可能でしょう!バックグラウンドがほとんどないとしても、身構える必要はない試験だと思います。
それではさっそく次章で詳しく説明していきます!
合格までの5ステップ解説
ステップごとに詳しく説明していきます。
ステップ①:1冊のテキストをサラッと1周読む(問題は解かない)
まずステップ①では、ご自身で選んだテキスト1冊全体の大体の概要を把握するようサラッと読みます。
ちなみに私が選んだテキストはこちらで、初心者に大変おすすめです。
かやのき先生のITパスポート教室 イメージ&クレバー方式でよくわかる 令和06年/栢木厚【3000円以上送料無料】
私は実際に書店へ行きいろいろ見比べて選びました。
選んだ理由は以下の3つです。
選んだ理由
1.イラストが多めのため、イメージに結びつけて理解しやすい、覚えやすいと思った。
2.言葉が専門的すぎず、初心者に優しそう
3.ねこがかわいい
理系でITやシステムに関する知識がある方には、もっと細かい説明のあるテキストが良いのかもしれません。ですが私のようにIT初心者であれば、初めから文字だけのテキストを買ったら挫折してしまうかもしれないと思い、最初は読むのが苦痛にならないテキストを、と探しました。
さて、テキストを1周する上で私が大切にした心持ち、それは「ふ〜ん、こんな感じなんだぁ」と、なんとなく頭に入れるだけで100%理解しようとしないということです。
100%理解しようとすると、わからないことが出てきたらいちいちつまづき、1周全て終えるのに時間がかかってしまいます。また初心者でつまづいてしまうと、モチベーションの低下に繋がってしまうこともあります。ですのでステップ①では問題を解くこともしなくてOKです。
50%くらいでなんとなく全体が把握できればクリア!
ステップ②:テキスト2周目で問題を解きつつじっくり読む
続いてステップ②では、ステップ①で50%ほど頭に入れたテキストを最初から読み直します。今回は問題も解きながら進めます。同じ文章を2回読むことで記憶の定着にもつながりますし、最初に全体をざっくり把握したことで繋がりが少し分かって理解を助けます。
私の場合、ITパスポート受験に向けた勉強時間約67hのうち24h30mがテキストを使用した勉強でした。内訳としてはステップ①に8h、ステップ②に16h30mくらいだったかと思います。
この段階では問題の正誤率は特に気にせず解いても大丈夫かと思います。
それよりも、自分の得意分野と苦手分野をなんとなく把握しておくことが大事です。次以降のステップで効率的に勉強を進められるでしょう。
ステップ③:過去問をたくさん解き7割を目指す
さてここで一旦テキストを手放し実践に移っていきます。
過去問は書店で売っている過去問題集でも全く問題ありませんが、とても便利なサイトがありますのでご紹介します。その名前は「ITパスポート過去問道場」です。
https://www.itpassportsiken.com
こちらの過去問道場、実は他にも基本情報技術者や応用情報技術者用のものもあり、IT系の試験を受ける人の多くはこの過去問道場を利用しているのではないでしょうか?
分野ごとに出題されるモードや平成◯年度春季のように、試験回を指定して丸々挑戦できるモードもあり非常に便利です。ユーザ登録をすることで、過去のデータを保存しておくことも可能です。
自分の苦手分野を分析する際に参考にできるのでおすすめです。
またITパスポートでは、過去に出題されたものが繰り返し出題されることが多いです。つまり過去問を解けば解くほど、本番では見たことある問題が増えていきます。
私のおすすめは、まず1回直近の試験回を指定して模試形式にやってみて、現状の理解度を把握することです。この最初の一回で70%の正答率になっていれば、そのままステップ④に進んでも良いと思います。1回目で正答率70%を切るようであれば、70%を超えるまでは過去問をどんどん解いていきましょう。
間違えた問題だけでなく正解した問題も解説を読んで知識を蓄積していくことがポイントです!
ステップ④:正解率が低い分野をテキストで読み直す
ここまで進められたあなた、お疲れ様です!
ITパスポートの合格に必要な正答率は、3分野(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系)それぞれで60%以上です。
つまり、70%の正解率を達成したあなたは、当日しっかりと実力を出せればきっと合格できるでしょう。
ですが人間は本番で100%の実力を出すことは難しいと常々言われています。ステップ④では苦手分野での失点を最小限にしていき、当日に失敗する可能性を減らしていきましょう。
ステップ③で取り組んだ結果を見てみましょう。どの分野の正答率が低いですか?
またどの分野もそんなに変わらないという場合、過去問道場であれば大分類別でも確認することができます。どこかしら弱点が見つかるはずです。
弱点が見つかったらその部分をテキストで読み直してみましょう。
また最近はYouTubeやブログなどで詳しく解説してくださっているものもたくさんあります。ぜひ理解が浅いと感じる部分は自分から情報を探してみてください。
ステップ⑤:過去問を解き8割超えを目指す
最後のステップは、そう。
ひたすら過去問を解いていきます。
苦手分野を重点的に解いたり、試験回を指定して模試風に解いてみたり。
だんだん見たことのある問題や似ている問題が増えてきますし、選択肢のそれぞれについても理解が深まってきます。
毎回8割超えできるようになってきた方、おめでとうございます。
もう合格は目の前です。
最後の追い込み頑張って!!
そもそもITパスポートって意味ある?
ここまで私の経験を踏まえて合格までの5ステップを紹介してきましたが、そもそもITパスポートは受ける意味ないのではないか?と思っている方へ。私が厳選した受ける意味3つを紹介します。
ITパスポートの受験者数はかなり多い
ITパスポート試験のホームページの情報によると、令和3年度では申込者数が約24万4千人だったようです。
ITパスポートは“エンジニア”のための試験ではなく、IT利用者全ての人に向けた試験です。統計情報によると、社会人のうち非IT系企業の割合が78%もあるそうです。(令和3年度情報)
これからあなたがエンジニアの道に進んでも進まなくても、ITの基礎知識はこれからの未来に必要不可欠なものだと考えます。そのITの基礎知識を満遍なく学べるのがITパスポートだと思います。
最初のステップにぴったり
あなたがもし取得した資格を武器に、有名大企業や外資企業に就職・転職したいと思っているのなら別ですが、あなたがこれをIT人材への第1歩と考えているのであれば、受ける価値があると思います。
私はその後基本情報技術者試験も合格しましたが、なかなか難しい試験で私も1度は不合格となってしまいました。基本情報技術者試験では、ITパスポートで出題される内容は既知の情報となっている箇所も多くあり、初心者が最初に取っ付くのはかなり大変だと感じました。
その点ITパスポートは、他のIT系試験に比べて勉強時間も少なくてもできる分量ですし、受験料も国家試験ですので他の試験に比べるとお財布に優しいです。
IT分野が好きか嫌いか、得意か苦手かがわかる
仮にあなたがエンジニアの仕事に興味がある場合、ITの基礎知識を全く知らずに完全未経験でエンジニアの道に進んでいくのはリスクがあります。でもまずはITパスポートに向けて勉強してみることで、自分がエンジニアに向いていそうか、少し分かるのではないでしょうか。
むすびに
ITパスポート合格に向けた学習方法、いかがでしたでしょうか。
ぜひ試験の合格だけを目標にせず、基礎知識の習得と定着も目指していただけたらと思います。