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スキューバダイビングのすゝめ

今回はスキューバダイビングについて書こうと思います。実はわたし、セブでアドバンスド(中級)のダイビングライセンスを取ったため、水深30メートルまで潜れる資格があるんです!(今までに潜ったことがあるのは25メートルまでです)

スキューバダイビングとは、空気の入ったタンクや気圧を調節して簡単に潜れるようにするライフジャケットのようなものを着用し、水中で呼吸をしながら魚やサンゴ礁などを観察できるマリンスポーツです。水泳ができないからダイビングも無理!そう思っている人はちょっとお待ちください!!

ダイビングと水泳の違い

さて、それではダイビングと水泳は何が違うのでしょう。

一見、ダイビングも泳いでいるように見えますよね。また自分で深くに潜らなくてはいけない、そんな気もします。ですが、実際のところは着ている機器を使って浮き沈みを調節しているのです。だから、その機器に空気をたくさん入れたら自然と浮くし、空気を減らしたら沈みます。また、ダイビング中、たしかに足は動かしますが、ゆっくりと動かします。通常の水泳とはまた違った足の使い方になります。

また、ダイビングでは水中で普段と同じ、あるいは普段よりゆっくりと呼吸をすることが大事になります。怖いからってちゃんと呼吸をしなかったり、呼吸が速くなってしまうと水中での体のコントロールもうまくいかなくなります。

水泳が得意な人は、水に恐怖心がない分ダイビングにはより向いているかもしれませんが、水泳が苦手だからと言って、ダイビングができないということはありません。

ダイビングライセンスの仕組み

さて、ダイビングライセンスといっても種類がいくつかある上に、団体もいくつかあるんです。

日本で一番有名なのは、PADIじゃないかなと思います。他には、NAUIやSSIなども有名です。

どれもダイビングライセンスを発行している団体で、それぞれ少しずつ潜れるメートル数や取得するために必要な潜る本数が違います。

こちらのサイトにまとめてありましたので、詳しく知りたい人はチェックしてみてください。

指導団体によって違う?ダイビングライセンスの種類を徹底解説

初めてのスキューバダイビングはフィジーで

わたしは実は大学1年生の春休み、フィジーというちっちゃな国に1か月間英語を勉強しに行ったことがあります。フィジーはオセアニア諸国の一つで、周りはとてもきれいな海に囲まれているため、全世界からダイバーが集まってくるようなところでした。私自身海や魚が好きだったので、一度ダイビングしてみたいなあと思っていました。

ダイビングショップで体験ダイビングの詳細を聞きに行くと、せっかく潜るならライセンス取っちゃった方が良いよ、と言われ取ってみることにしました。友達と一緒にライセンスを取ると割引がきくので少し安くなりました。ちなみにわたしが利用したショップはMALINE FIJIという日本人が経営し、インストラクターも日本人というショップです。通っていた語学学校が日本人用の学校であり、その近くにありました。インストラクターの方がかっこいいんです!(歳はその当時でもうすぐ貫禄とかでしたが)今年せっかくオーストラリアにいるので、フィジーもう一回行きたいなーーと思ってます^^

また、フィジーには離島がたくさんあり、本当に素晴らしいダイビングスポットもたくさんありました。上陸水のお透明度が30メートルとかあるんですよ?底までくっきりと見えました。ダイビングの合間には、砂の島に船から泳いで行って、上陸したりもしました。

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白い砂とサンゴや貝殻しかありません。ここは楽園かと思いました。小さい米粒みたいなのが私たちです。f:id:kiyomaron333:20180828174459j:image

こちらはダイビングの写真です。海の色、めちゃくちゃ綺麗じゃないですか??

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見ての通り、お魚たちもたくさん見れました。こんな綺麗なところに潜ってライセンスが取得できるなんて、得した気分です。

こうしてわたしはフィジーでオープンウォーターライセンスという初心者のライセンスを入手しました。これで水深18メートルまで潜ることができます。

しかしその後は、ダイビングしたいなーと思いつつもお金に余裕がなかったのでずっとできず、いつしか丸3年の月日が経っていました。

セブでは格安でライセンスが取得できる!?

もともとオーストラリアに行ったらグレートバリアリーフでダイビングは絶対する!!と心に決めていたので、今年度中にダイビングする予定はあったのですが、セブで留学しているとき、ある情報が流れてきました。

「セブだったらライセンスが2万円かからずにとれる」と。相場ってだいたい5万円前後なんですよね。日本国内で取ったら、5万円だったら安いほうかと。

セブもきれいな海はたくさんあるので、せっかくだったら潜りたいなあ、という気持ちが大きくなっていきました。最初迷っていました。なぜならわたしはすでに一番初めのライセンスを持っているので、次に取るのはアドバンスドという一つ上のライセンスになります。そうなると、ダイビングに興味がある人はいても、同じライセンスを取りたい人はなかなかいなかったのです。一人でダイビングに行けるほど経験も自信もなかったので。

ところがある日、ダイニングでご飯を食べていたら、友達がダイビングに誘われていたのです。友達はその子の誘いを断っていました。これはもしかしてチャンス?と思ったわたしは、友達のことを誘った子のことは顔くらいしか知らなかったのですが、ライセンス持ってるの?と話しかけました。すると、その子もアドバンスドのライセンスを取ろうとしていることが分かり、すぐさま私も興味があることを伝え、日程調整のため1日待ってもらうことにしました。

1日後、一緒に行くことが決定しました!全然その子のことは知らなかったけど、ダイビングまでに仲良くなろうと思いました。笑

驚くべきことに、よくよく話してみたら、なんと共通点だらけだったのです!まず、同い年だったし、セブの留学が終わったら、オーストラリアでワーホリをするのも一緒でした。もはや運命かな?と思うくらいでした。当日、申込用紙を書いていたら、誕生日が数日違いということもわかりました!ここまでくると、ほんとに運命かもしれません。笑

ついに久々のダイビングへ

セブにはダイビングショップがたっくさんあります。日本系列、韓国系列、その他…。だいたいのショップは空港のあるマクタン島にあります。マクタン島の海は綺麗だし、ほかの島へ行く船もほとんどはマクタン島から出発します。

今回私たちが利用したダイビングショップは、"A and B diving shop"

予約していた通り、8000ペソ(約16,000円)を支払い、同意書にサイン。ダイビングは危険なスポーツでもありますからね。それにしても20000円以下で丸2日潜れるなんて信じられません!!笑

久しぶりのダイビングだったためいろいろ心配していたんですが、最初に復習をしてくれましたし1本目はビーチからのリフレッシュダイブだったため、感覚を少しずつ取り戻すことができました。途中浮いてしまいそうなときは、現地ダイバーが助けてくれました。

いよいよ船でポイントへ!

感覚を取り戻した後は、ボートに乗って近くの島付近のダイビングポイントまで行きます。2本目以降は、ボートからのダイブです。船の形やサイズによって、入水の仕方が変わります。ジャンプして入水する方法と、背中から入水する方法があります。が、それらはインストラクターの方に従ってくださいね。

取得するライセンスがアドバンスドのため、25メートルより深くまで潜ることが条件となります。

今回は、水深25メートルポイントにあるコーラルウォールの穴を通りました。

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穴の中にもサンゴがあるし、壁も生き物がたくさんなので、傷つけないように進む必要があり緊張しましたが、無事通過できました!

全員で水中で記念撮影もしました^^

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夕食はみんなでバーベキュー!

利用したダイビングショップのオーナーが韓国人の方でしたので、夕食はバーベキューでした!韓国人のダイバーもたくさんいて、みんなで美味しく楽しくいただきました。

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ちなみに、犬が放し飼いなので犬が苦手な人は要注意です(笑)

併設のゲストハウスにも無料で泊まれたみたいですが、直前に申し込んだためわたしたちは学校の許可証の関係で断念しました。涙

こうしてあっという間に2日間のダイビングは終了しました。ダイビングに参加したことで、語学学校以外の友達ができました。他の学校の話も聞けて楽しかったです。

ダイビングの注意点

とても楽しいダイビングですが、一歩間違えたら死んでしまうような危険かスポーツでもあります。ダイビングの良さを伝えたい反面、危険な面や注意しなくてはならない面も一緒に伝えなければと思っています。ダイビングを始める人には、その危険を十分に分かった上で、落ち着いてダイビングをしてほしいと思います。

・減圧症の危険

「減圧症」って聞いたことありますか?以前人気があった海猿という映画、ドラマシリーズですがそれを見たことがあれば知っているかもしれません。ダイビングの後にこの症状が現れた場合、潜水病とも呼ばれます。

ダイビングをする時は必ず空気ボンベを使って息をしますが、あの中に入っている空気は、水中に適応するために圧縮されているんです。そして理科で習ったかと思いますが、空気は酸素だけではありません。窒素や二酸化炭素も含まれていて、窒素の割合は空気中の8割ほどあります。この空気は体の中に入ると、血液に溶け込むのですが、その空気は水中では、圧縮されている状態です。だから水中よりも気圧が低い、地上にあがると、その空気の圧縮がとかれ、大きくなります。この大きくなった空気(窒素)が血管を圧迫したり、血液の障害をし、息切れや頭痛、関節痛などを起こします。

ダイビングにおいて一番危険なのは、パニックになって急に水上にあがろうとすることとも言われるのは、この減圧症が発症しやすくなるためです。

・海の生物は無害な生き物だけではない

海中には、綺麗な魚や生物がたくさんいます。ついつい触りたくなってしまうかもしれません。ですが、中には猛毒を持っている生き物も存在します。頭痛や吐き気、最悪の場合死に至るような毒を持っていることもあります。生き物たちには触らずに、観察するだけにしましょう。

有名なのは、ゴンズイ玉やミノカサゴなどでしょうか。

・海は人間のものではない

たとえ、その生物が無害だと知っていても触ろうとするのはやめましょう。特に魚たちは、非常に熱に弱く、人間の手で触れられたら火傷してしまうそうです。

またサンゴには、1年で1ミリしか成長しないものもあります。そんなサンゴをフィンで蹴って折ってしまったら…。

もしかしたら足を着けたところが魚の卵があるところだったかもしれません。ダイビングは、海の生物たちの世界にお邪魔させてもらうんです。壊しに行くのではありません。足を着けなくて済むようになるのが、「中性浮力」の調節で、ダイビングを続けていくためには必要不可欠になると思います。中性浮力がきちんと調整できると、上にも下にも行かず、同じ水深で居続けることができるので、海底の生き物たちを傷つけません。この中性浮力をマスターして、ダイビングを楽しんでくださいね。これはわたしの課題でもあります。一緒に頑張りましょう。

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陸地3、海7。

陸対海の比率です。だからたとえ世界のあちこちに行って全部の国に行ったとしても、地球の3割にしかいけないんです。あんなに大きくても3割です。

ダイビングのライセンスを取得したら、地球上の7割を占める海に潜れるんです。すごくロマンがありませんか?

もちろん、ダイビングで全ての海に行ける訳では有りません。でも海の中に潜っていると、人間の小ささ、海の大きさを全身で感じることができるんです。

たとえば、珊瑚礁から出た大海原で珊瑚礁側以外真っ暗で先が全然見えなかったりします。そんなとき、わたしは少し恐怖も感じます。ですがそれと同時に、大きな大きな海に、包まれている気分にもなるんです。まるで、お母さんのお腹にいるのかのような感覚です。

そんな体験ができるのがスキューバダイビングだとわたしは思います。海中生物の観察はもちろんのこと、自分自身を見直すきっかけにもなるかもしれません。

新しい趣味として、スキューバダイビングを始めてみるのはいかがでしょうか?^^

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  • この記事を書いた人

きよ

平成7年(1995)生まれの文系学部卒エンジニアです。 2020年からSESの会社で働いていましたが、転職して2023年からは自社開発企業でWebエンジニアとして働いています。 最近日本在住のアメリカ人と国際結婚しました。 デザインと旅が好きです。

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