国内旅行

女子3人夏休み北海道3泊4日の学生旅ルート公開

時は遡り2014年。私は当時大学1年生でした。高校時代の部活の同期3人で、最低1年に1回は一緒に旅行をしよう!と高校卒業次に誓ってそれぞれの大学に進みました。そしてその第1回目の旅行地は北海道に決まり、旅の予定を立てていきました。主な旅の内容は以下の3つでした。

今回の旅の目的

・美味しい食べ物(海の幸、ジンギスカン)を食べる
・牧場行って干し草ロールを見る
・どこかで旅館に泊まってのんびりする

またアルバイトを始めてからそんなに経っていなかったため、節約もする必要がありました。3人での話し合いの末、1泊はネットカフェでも良いという結論に至りました。笑

他にもいろいろと行きたいところを詰め込んだ結果、完成したプランがこちらです!!

北海道はでっかいど~旅スタート!!

1日目15時頃 成田空港発
夕方 新千歳空港着
泊:空港付近のネットカフェ
2日目午前 牧場
午後 白い恋人パーク
泊:小樽ゲストハウスとまや
3日目小樽散策
午後洞爺湖へ移動
泊:洞爺山水ホテル(旅館)
4日目空港へ移動
昼過ぎ新千歳空港発
夕方 成田空港着
3泊4日女子旅スケジュール

移動手段は公共交通機関のみ。(の予定でした笑)

予算は航空券も合わせて、5、6万円ほどでした。大体のスケジュールは予定通り進みましたが移動を公共交通機関だけでなく、ヒッチハイクもさせてもらったので予定よりもかなり濃い旅行となりました。それでは旅行の思い出も混ぜながら詳細についてまとめていきます。

1日目

午前中 家出発

ドトールで早めのお昼ご飯を食べ、東京駅からのシャトルバスに乗ります。このシャトルバス、インターネットで予約すると何と900円で成田空港まで行けちゃいます!当日直接乗り場に行っても1000円で乗れますが、混雑していると乗りたい便に乗れない可能性もあるので予約していくことをお勧めします。ちなみに、かなり直前まで予約システムでき便利です。

昼過ぎ 成田空港出発

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バニラエアを利用したので成田空港第3ターミナル出発でした。

夕方 新千歳空港到着

この後移動してからご飯を食べる予定でしたが、荷物がなくなるハプニングが起きたため、対応を待つため空港でご飯を食べることに。

荷物を間違えて持って行ってしまった人は、既に空港を離れてしまったようだったので、諦めて今日泊まろうとしているネットカフェへ向かいました。21時頃から6時くらいまでのプランにして、中へ入るとファミリールームという所を使わせてもらえました。まあまあ広くて、3人がぎりぎり横になれる感じでした。1日目は特に大したこともしてないので漫画をたくさん読もうと張り切っていましたが、なんだかんだすぐに眠くなり寝てしまいました。

こうして1日目終了です。

2日目

ネットカフェが5:30とか6:00までの深夜プランだったので、起きたらまず朝ごはんを食べに行きました。近くになか卯があったので、朝定食をいただきその後公園に散歩へ。公園でのんびりしていると、知らない番号から電話がかかってきました。出てみると、昨晩荷物を間違えて持って行ってしまったおじさんでそれはもう丁寧に謝ってくださいました。良い人で良かった…。

10時ごろ ハイジ牧場へ

今晩の宿泊先に届けていただけるとのことだったので、宿泊先をお伝えしました。荷物が見つかりハッピーな私たちは、本日の最初の目的地、ハイジ牧場を目指して移動しました。前の記事にもあげたとおりハイジ牧場までの道のりでヒッチハイクを思いつき、無事に成功。牧場内では、乳しぼりをしたりバター作り体験に参加したりし、お昼ご飯はジンギスカンを食べました。おいしかった~^^

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昼過ぎ 札幌市内へ移動

帰りの牧場から最寄駅の北広島駅までもヒッチハイクしたら、今度はかっこいいお姐さんが止まって乗せてくれました。お姉さんはもともと本州に住んでいてご結婚されてるらしいのですが、北海道が好きすぎて旦那さんは東京に置いて一人で北海道に移住してきたそうです!!旦那さんへの愛よりも北海道への愛が強い・・・のか??(笑)夫婦仲は良好なようで、新しい結婚生活のスタイルを知ることができました。

その後お姐さんにお礼を言い別れると、今度はおじいさんに札幌駅まで送ってもらえることになりました。さらにこの後白い恋人パークに行くことを伝えると、近くまで送ってくれるとのこと!!!なんておやさしいの!!!涙

何でも、長年連れ添った奥さんが最近亡くなってしまって寂しい日々だったようで、私たちと会話するのを楽しんでくれたみたいでした。楽しく話したりすることで、乗せてくれたことに対しての感謝を少しでも還元できていたらいいなぁ。

白い恋人パークでは、美味しいデザートを食べたりお土産を買ったりしました。

16時ごろ 小樽への移動開始

そして、またここからも次の目的地までヒッチハイクしてみよう!ということで広い道路に出て片手親指を立てて道路に出しました。次の目的地は小樽だったのですが、札幌から小樽は流石に遠いので、中間の"銭函"というところに目的地を設定しました。ここは電車の駅でもあるため、万が一次乗せてくれる人が見つからなかったら電車で小樽まで行こう、という思いからでした。

しばらく立っていましたがなかなか車が止まってくれず、場所を移動してみたりしました。(ヒッチハイクしていたら、通りすがりの人が「ここはあんまり車通らないから、〇〇の方が良いよ」と教えてくれました)

そしてほぼ諦めて札幌から電車で行こうか、と思っていた矢先!!!大きめの白い車が止まってくれました!!中にはどうやらおじさんが一人。そしておもむろに紙を取り出し何かを書き始めます。何だろうと思って見てみると、「自分は耳が聞こえないけど大丈夫か?」とのこと。たしかにその男性を見てみると、耳に補聴器のようなものをつけていました。私達は少し驚きましたがその男性に感謝しつつ、車に乗せてもらうことにしました。信号で止まった時に、筆談でどこから来たのか、とか会話をしました。さらにさらに、目的地までの途中でコンビニに寄ったのですが、わたしたちにジュースを買ってくれたんです。人の優しさを心の底から感じましたし、同じことができる人間になりたいと本気で思いました。

北海道でヒッチハイクをすることも、筆談で会話をする経験もまったく想像していませんでしたが、とてもとても印象に残った思い出です。

20時ごろ 小樽にて夕食

この男性に別れの挨拶をした後は、最初は別の乗せてくれる人を探しましたが日が暮れたこともあり、諦めて電車で小樽まで向かいました。小樽に着いたときにはもう真っ暗だったため、運河をちょっとだけ見てまずは夕ご飯を食べるためお店探し。そう、小樽のお店は閉まるのが比較的早めなのです。笑

三人ともお腹ペコペコだったので、北海道の名物もたくさん食べられる食べ放題のお店に入りました。昼に引き続き、またジンギスカン食べました。笑

泊:小樽とまや(ゲストハウス)

お腹いっぱいになったところでゲストハウスへ向かいます。予約するときにも確認はしてありましたが、本当に坂がきついので頑張ってくださいとのこと。駅から3.40分ほどなので食後の運動にぴったりです。

マップで行き先を設定し歩いていると、目の前に長くてきつそうな坂が。。。なんでもこう配22%だそう。はぁはぁ言いながらもなんとか宿に到着。

とまやは女性部屋と男性部屋の6人部屋ドミトリーが1つずつあるアットホームなゲストハウスでした。
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夜は、他の旅人たちや宿の主人ご夫妻と晩酌。いろんな話ができました。そして夜も更けてくると、星空がきれいに見えそうだ、と外へ。宿の裏にある夜はほとんど車が通らない道路に立って夜空を見上げると満点の星空!!最初は立っていましたが、途中からは道路に寝っ転がって星を見上げました。いやぁ綺麗だったなぁーー。そんな感じで2日目終了。

3日目

朝 市場へ

朝は少し早めに起きて近くの市場へ。私達が行ったところは数年前に閉場してしまったみたいですが・・・泣

新鮮な具材がふんだんに使われた海鮮丼や新鮮でまだ若干動くような刺身をいただき、朝から幸せがあふれました。味噌汁も海鮮の出汁が効いていてほんとに美味しかったです。
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テーブル岩へ

宿のご主人が近くの絶景ポイントである"テーブル岩"に連れて行ってくれました。他の宿泊客のみなさんと一緒に山をちょっと登り、たどり着いた絶景ポイント。高所恐怖症のわたしはかなり怯えましたが、景色は素晴らしかったです!!

テーブル岩から宿に帰るとそろそろ出発の時間です。とても居心地の良いゲストハウスで、一泊だけでは足りないなあと感じました。また小樽に行くときには泊まりたいところです。

11時ごろ 移動開始 再びヒッチハイク挑戦!?

本日の宿泊先は洞爺湖付近。小樽からは洞爺湖までは車で2時間半、電車ではなんと5時間半かかるため、当初は電車で移動するつもりだった私達ですが計画を変更し、最初ヒッチハイクにトライしてみてダメだったら電車を使おう、ということになりました。もう4年前になるので、どれくらいヒッチハイクしたかあんまり覚えていませんが、この最後のヒッチハイクが一番時間かかりました。場所も何度か移動して続けましたが、なかなか止まってくれません。まあそれもそのはず、今までは20分とか30分くらいの距離だったのに今回は2時間以上です。電車で移動することも考えて、ヒッチハイクのタイムリミットを決めました。そのタイムリミットまでに誰も止まってくれなかったら、電車で洞爺湖まで行こうと思っていました。

そしてタイムリミットの30分前くらいに、ついに1台の車が止まってくれました!!めちゃめちゃ嬉しかったです!!

・・・しかし車の中を見て一瞬不安になりました。中に乗っていたのは石油王みたいな恰好をしているアラブ系の男性2人。そもそも日本語通じるのか?とか考えたり、犯罪に巻き込まれたりしないか、とかいろいろな不安が頭をよぎりました。でも今日初めて止まってくれた車だったので、とりあえず話してみると、もうかれこれ30年くらい日本に住んでいることが判明。北海道に来る前は大阪にいたようで、バリバリの関西弁でぺらぺらと話してくれました。悪い人ではなさそうだと判断し、私達は車に乗せてもらうことにしました。

洞爺湖までの車内ではいろんな話をしました。そして彼らがサウジアラビア出身だということや、今(その当時)は苫小牧に住んでいることが分かりました。彼らはとても優しく、途中のコンビニでからあげ棒と一人1本ずつのジュースを買ってくれました。助手席に乗っているおじさんの方が日本歴が長いのですが、1カップのお酒を飲みながらおつまみを食べていました。(完全に日本人・・・笑)

衝撃的でしたが、今でも3人であった時にはその話がでたりします。でも、もし一人でヒッチハイクしていたらおそらく断って乗っていなかったと思います。(笑)友達と一緒だったからできたんだよなーと常々思います。

夕方 洞爺山水ホテルチェックイン

2人にお別れを言ってホテルへチェックイン。

その後洞爺湖で白鳥ボートに人生で初めて乗りました。(多分)近くに足湯があるとのことだったので、夕飯の前に足湯に浸かってゆったりしてきました。

夕食

日も暮れたころに、お部屋での夕食です!日本の旅館のお料理って品数豊富で楽しいですよね^^♡そして、浴衣が備え付けられていたため、とても優雅な気分で夕食を楽しめました。

今、オーストラリアでこの記事書いているのでとてつもなく日本食が恋しいです。。。笑
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夜 花火打ち上げ

そしてさらに夏休みは花火があがるそうで、私達が泊まった日も偶然花火があがる日で花火見れました!やったー!!


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そんなこんなで最終夜も終了です。最終日の夜はいろいろ話そうね!なんて言ってましたが私以外の2人が爆睡してしまったので諦めました(笑)

まあ、電話でならいつでも話せるしね^^

4日目

朝食

さて、今日で楽しかった北海道旅行もおしまいです。朝ごはんはもともとの朝朝食にプラスしてバイキング形式のものが他にもあり、食べすぎちゃいました。笑
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10時 チェックアウト

旅館をチェックアウトし、空港へ電車で向かいます。

12時ごろ お昼ご飯早食い事件

途中で乗り換えがあったのですが、待ち時間が1時間・・・。ということで、その駅の近くでお昼ご飯を食べることにしました。駅の近く徒歩7.8分くらいのところに定食屋さんを見つけたためそのお店に入り、各々好きな定食を注文しました。この後の悲劇を知る由もせず、楽しみだね~とか言いながら待っていました。

ですが20分ほど待ってもなかなか料理がでてきません。他にお客さんもいなかったのでそれくらいで来るかなーと思っていました。でもファミレスでもないし、そんなに早くはないか、と思いつつ待ちます。ですが、30分超えると私達はかなり焦ってきました。電車の出発まであと20分ほど。お店から駅までは走って5分。あと15分以内に食事が出て食べきれるのだろうか。そんな疑問が頭をよぎりました。

お店に入っておよそ35分経った頃、ようやくご飯が出てきました。お店を出なくてはいけない時間まで、あと10分ありません。自業自得なんですが、私達はみんな調理に時間がかかるものを頼んでしまいました。どれもとても美味しそうだけど、大盛だったのであと10分以内に食べ終わる気がしません。とりあえずそれぞれ無言でばくばく食べました。食べ物を残すのはわたしのポリシーに反するのですが、最終的にはそれぞれ残してしまいました。。。泣

次の電車を逃すということはすなわち飛行機も盛り遅れることを意味していたので本当に必死で食べ、お会計を済ますと駅まで3人で猛ダッシュしました。今考えると単純におバカすぎます(笑)なんであんなにぎりぎりの電車にしてしまったのか・・・

なんとか無事に電車に乗れたのですが、じわじわとさっきの光景を思いだして笑いました。もっと味わって食べたかったです。

16:00頃 飛行機へ

空港へも問題なく到着し、無事チェックインもできました。

18時ごろ 成田空港着

旅行もおわりに近づいてきました。帰りも東京駅までの900円シャトルバスを利用して帰りました。この日は友達の家に泊まらせてもらう予定だったので、新宿でご飯を食べて帰宅しました。

むすびに

約4年ぶりに北海道の旅行を振り返ってみたんですが、細かい所けっこう忘れちゃってて少し寂しかったです。でも、その忘れてしまったところを二人に聞いてみて、思い出話につながったのでそれはそれで楽しかったです。

思い出して文字に起こそうとすることで、ぼんやりしていた部分がはっきりと思い出されて鮮明な記憶がよみがえってきました。大切な思い出を写真だけで思い出すのは、時間が経ってくると難しくなってくるんだな~と実感しました。

  • この記事を書いた人

きよ

平成7年(1995)生まれの文系学部卒エンジニアです。 2020年からSESの会社で働いていましたが、転職して2023年からは自社開発企業でWebエンジニアとして働いています。 最近日本在住のアメリカ人と国際結婚しました。 デザインと旅が好きです。

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