クルーズでの旅といえば、やっぱり食事は大事ですよね。
- 「MSCの食事はおいしいの?まずいって聞くけど本当?」
- 「ビュッフェとレストラン、どっちがおすすめ?」
- 「有料レストランを使わなくても満足できる?」
そんな疑問を、実際にGWの5泊6日クルーズを体験した筆者がリアルにお答えします!
クルーズ全日程の詳細はこちらの記事で紹介しています。
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【2025年最新】MSCベリッシマ日本発着クルーズの全日程レポート!乗船から下船まで徹底解説
2025年のGWシーズンに体験したMSCベリッシマの日本発着クルーズ(5泊6日)を、乗船から下船まで全行程をレポート形式でまとめました。 これからクルーズを検討している方や、準備に悩んでいる方の参考に ...
MSCベリッシマの基本の食事スタイル
食事はすべてクルーズ代金に含まれています。(有料レストランを利用する場合は、別途費用がかかります)
ドリンクは、ドリンクパッケージをオプションで追加すれば飲み放題になります。
またクルーズ内には、チョコレートショップやジェラートショップもありますが、これらは別料金となっていました。
レストランは大きく分けて3種類!
レストランの種類としては、大きく分けて以下の3タイプです。
- ビュッフェレストラン
- メインダイニング
- 有料レストラン
ビュッフェレストラン
ビュッフェレストランである「マーケットプレイス・ビュッフェ」は1日20時間もオープンしています。
お腹が空いたらいつでも来られるので、とても便利です。
こちらのレストランの利用はクルーズ料金に含まれています。
メインダイニング
メニューから選んでスタッフに運んでもらう、フルサービス型のレストランです。
こちらのレストランの利用もクルーズ料金に含まれています。
メインダイニングは、船内に3箇所ほどあり、場所は船側から指定されます。
朝食と昼食は時間帯は決まっているものの、開始時間と席は決まっていないため、到着した順に案内してもらえます。
夕食については、時間と席が事前に決まっていて、テーブルごとの担当スタッフが毎日対応してくれます。
有料レストラン
船内には有料レストランがいくつかあります。
- タコスなどが食べられるメキシカンレストラン
- ステーキハウス
- 鉄板焼き&寿司レストラン
- 火鍋レストラン
有料レストランは予約制です。
当日でも空きがあれば予約が取れるようですが、気になるところがある場合は早めに予約しておいた方が良さそうです。
どんな風に利用する人が多い?
朝・昼はビュッフェ、夜はコース料理を食べる人が多いように思いました。私たちもこのパターンでした。
お子さま連れのご家族やカジュアルに楽しみに来ている方は、夜もビュッフェを利用されていたようです。
ただ、やはりドレスコードがフォーマルの日は特別なようで、スーツや可愛いワンピースを着たお子さまを連れたご家族もメインダイニングでたくさん見かけました。
私たちの場合は今回がクルーズ初体験ということもあり、有料のレストランを使わなくても十分満足できました。
朝食:種類豊富で和朝食もあるビュッフェスタイル
基本的な情報
- 利用場所:マーケットプレイス・ビュッフェ(Deck 15)
- 内容:和洋食
朝食は和食と洋食、広く用意されていました。
和食
- ご飯
- 味噌汁
- 梅干し
- 焼き魚
- 卵焼き
- カレーライス
主食系
- パン(クロワッサン、シナモンロール、チョコパン、バターロール)
- カップケーキ
- シリアル
- ワッフル
- フレンチトースト
おかず系
- サラダ
- スクランブルエッグ
- ソーセージ
- オムレツ(その場で作ってくれる)
- チーズ&ハム
デザート系
- フルーツ(りんご、オレンジ、キウイ、梨、バナナ)
- カットフルーツ(メロン、スイカ、パイナップル)
- コンポート(梨、りんご)
- キャラメルバナナ
- ヨーグルト
- ゼリー
朝食でのおすすめメニュー
シナモンロール
シナモンロールはシナモンのソースがたっぷり付いていて、「THE 欧米」の甘さを楽しめます。
キウイ
キウイは日本では見ないくらい大きいサイズで最初敬遠していましたが、食べてみるとめちゃくちゃ甘くて美味しかったです。
どうやらサンゴールドキウイという種類のようなのですが、毛の生えていないキウイでした。
感動レベルだったので、もしビュッフェで見つけたらぜひ試してみてほしいです!(途中から大人気になってメニューから消えました、、笑)
フルーツジュース
ドリンクパッケージに入っていない場合、アルコールやジュースは有料になるMSCベリッシマですが、朝食の時間帯はなんとフルーツジュースがあるんです!
種類は4種類ありました。
毎日和朝食も可能!
私は基本的には毎日洋食の朝食を食べていましたが、1日だけ和食を食べたくなり、完全和朝食を食べました。
和食が毎朝食べられるのは、日本発着クルーズの魅力だと思います。
混雑する時間帯は8:00頃、窓際席は常に競争率高!
私たちは毎日7:00頃から朝食を食べていたのですが、7:00頃だとビュッフェに近いエリアの席もまだ空いていました。
しかし窓際の眺望の良い席はいつも競争率が高くて、朝と昼合わせて数回しか座れませんでした。
食事を終えるぐらいの8:00くらいに周りを見渡すと、ビュッフェに近いエリアの席は埋まっていて、遠くの方の席を使うしかなさそうでした。
昼食:ビュッフェで気軽に楽しめる多国籍メニュー
基本的な情報
- 利用場所:マーケットプレイス・ビュッフェ(Deck 15)
- 内容:ピザ、パスタ、カレー、サラダバー、ハンバーガー、ラム肉のグリルやローストビーフなど
ビュッフェレストランは15階にある大きなレストラン1つのみになるため、朝食と同じ会場です。
子どもから大人まで楽しめるメニューがずらりと並びます。
天気が良くて風が強くなければテラス席でランチも良いですね!
私たちの場合、雨や曇りの日が多くて少し寒かったので断念しました。
ただ、プール横のテラス席は屋根があるため、雨でもあたたかい気候であれば問題なく使用できそうでした!
主食系
- ピザ
- パスタ
- ハンバーガー
- ライス
おかず系
- メキシコ料理(ワカモレ、タコス)
- ラムチョップ
- ローストビーフ
- ロブスター
- 中華
デザート系
- ケーキ
- フルーツ
- ヨーグルト
昼食でのおすすめメニュー
ピザ&パスタ
MSCベリッシマはイタリア船なので、ピザとパスタはかなり美味しいです。
特にパスタは、毎日味だけでなくパスタの種類も変わって毎回楽しみにしていました。
日本ではパスタというと、マカロニパスタかスパゲッティが多いと思いますが、本当にいろいろな種類のパスタがあるようです。
手作りモッツァレラチーズ
船内でつくっているモッツァレラチーズが並ぶこともあります。
このチーズもとても美味しく、私はオリーブオイルと塩をかけていただきました。
ラムのリブステーキ
これ、すごく美味しかったです。
特に乗船1日目に食べたラムが、新鮮で生臭くなく、でもラムの味は強く感じられて美味しかったです。
味は少し薄めだったので何かを付けて食べるのがおすすめですが、塩でシンプルに食べるのが個人的には良かったです。
ロブスター
なんと最後の昼食には、ビュッフェにもロブスターが登場。
1人1尾となっていましたが大人気だったので、早めになくなってしまったようです。
ビュッフェは1周ぐるっと見るべし!
ビュッフェは左舷、右舷の両方に基本的には同じメニューがならびます。
ですが品揃えが若干異なっていたり、片方では売り切れでも反対側ではまだ残っていたりすることもあります。
少し大変ですが、ぜひぐるっと一周回ってみることをおすすめします。
夕食:本格的なフルコースが無料で味わえる!
基本的な情報
- 利用時間:19:30〜21:00くらい
- 利用場所:ポシドニア(5F)
- 内容:前菜/主食/メイン/デザート/パンのフルコース
- ドレスコードの日でも「きちんとしすぎなくてOK」
夕食でメインダイニングを利用する際は、事前に指定されている時間と場所で利用します。
私たちは二部だったためこの時間でしたが、一部だと18:00からでした。
オーダーの方法
席につくとメニューが置いてあるため、メニューのそれぞれのセクションから好きなものを選んでオーダーします。
このときのオーダーはかなり柔軟で、あまり気になるものがないセクションを飛ばしたり、逆にメインを2種類オーダーしたりといったこともできます。
オーダーのアレンジ例はこんな感じです。
ドリンクメニューは別にあるため、必要であれば持ってきてもらいましょう。
メインダイニングでのドリンクはお水もすべて有料になるので注意です!
夕食でのおすすめメニュー
ロブスター
ロブスター、とてもすごく食べ応えがあり、味もおいしかったです!
フォーマルの日にメニューにありました。
クルーズで働いていてクルーズについてのYouTube発信もしていらっしゃるえりさんの動画でも、フォーマルの日には豪華な食事になることが多い、というお話があったので、フォーマルな日は期待して良いかもしれません!
チョコケーキ
フォーマルの日は、普段よりもさらに手間のかかったように見えるデザートが多く迷いました。
このチョコケーキ、とっても濃厚でしっとりで最高でした。
毎晩のコースメニュー紹介!
3日目は釜山に寄港した日だったため釜山で夕食を食べましたが、それ以外の日についてはメインダイニングで夕食をとったので、私が選んだメニューと感想を紹介します。
1日目(カジュアル)

- 前菜:春巻きと餃子
- サラダ/前菜:人参のスープ
- 主食:きのこのリゾット
- メイン:和風ステーキ&グリルフィッシュ
- デザート:キャラメルバナナアイス
2日目(フォーマル)

- 前菜:スモークサーモン
- サラダ/前菜:ネギのクリームスープ
- 主食:ズッキーニリゾット
- メイン:ロブスター
- デザート:チョコケーキ
4日目(イタリアン)

- 前菜:ナスとチーズのミルフィーユ
- サラダ/前菜:グリル野菜のサラダ&スープ
- 主食:イカスミのリゾット
- メイン:ラムのもも肉
- デザート:ティラミス
5日目(カジュアル)

- 前菜:チャムク・ハックロン(ベトナム風魚介のケーキ)
- サラダ/前菜:トム・カ・ガイ(タイ風チキンスープ)
- 主食:カボチャのリゾット&本日のスペシャルパスタ
- メイン:豚バラ肉の香港風はちみつ焼き(ガーリック炒飯添え)
- デザート:トゥロン(バナナの春巻き)&バニラアイス
おやつ&デザート:甘党も満足!無料と有料の楽しみ方
無料で楽しむなら:ビュッフェのデザートコーナーかメインダイニング
ビュッフェのデザートコーナーには、ケーキ、フルーツ、時間帯によってはクッキーなんかもあります。
メインダイニングもデザートが用意されていて、美味しくて綺麗に盛り付けられたデザートが食べられます。
ビュッフェにアイスはありませんが、メインダイニングで食事をすればデザートにアイスを選ぶことも可能です!
有料ジェラートショップもおすすめ!
イタリアンジェラートを楽しめるお店が6階のアトリウムにあります。
ジェラートの種類は15種類ほどありとても迷いましたが、私はピスタチオとヌテラの2スクープにしました。
ジェラート屋さんって見るだけでもワクワクしますよね。買わなくても、どんな味があるのか見てみるのも良いかもしれません。
実際に食べておいしかったもの
メレンゲクッキー
午後のおやつ時間にビュッフェレストランへ行ったら見つけました。
一つ一つに重みのあるデザートが多い中、このメレンゲクッキーは軽くてサクッとしていて、パクパク食べられました。
ドリンク:無料で楽しめるドリンクと有料ドリンク
無料のドリンク①:ビュッフェレストランにて
ビュッフェレストランにあるセルフで取れる飲み物はすべて無料です。
常にある飲み物は、水・紅茶・コーヒー(温)・ミルク(冷)でした。
紅茶はパックが並んでいて、好きなものを選んで淹れられるかたちでした。中には煎茶もあったので祖母は煎茶をよく飲んでいました。
朝は無料ドリンクが豊富!
朝食の時間帯はドリンクの品揃えが多くなります。
朝食時のみ追加される飲み物としては、ミルク(温)・フルーツジュース(4種)です。
無料のドリンク②:ウェルカムカクテル
ドレスコードがフォーマルの日に、船長も参加するウェルカムパーティがありました。
そこでウェルカムドリンクとしてスパークリングワインが無料で振る舞われました。
無料でアルコールが飲める貴重な機会だったので、もちろんいただきましたよ。笑
こういった情報は、船内新聞に記載されているので毎日チェックするのが吉です。
有料のドリンク:バーやメインレストランにて
メインレストランやバーでのドリンクは、すべて有料になります。
ドリンクパッケージを購入している方は、条件に合っているものであれば追加料金を払うことなく楽しめます。
ドリンクパッケージとは?
ドリンクパッケージは、船内のドリンクが飲み放題になるパッケージです。
プランは3プランほどあり、プランによって対象のドリンクが変わります。
①ノンアルコールパッケージ
②スタンダードパッケージ
③プレミアムパッケージ
+
キッズパッケージ
乗船前に事前に予約すると、船上で購入するよりも少しお得になります。
パッケージの注意点としては、パッケージは全員全日分購入する必要があるということです。
1日だけ、一緒にいくグループのうち1人だけ、といった購入の仕方ができないのでご注意ください。
ちょっぴり後悔ポイント
朝食や昼食でのメインダイニングの利用
帰宅してから思い出したのですが、朝食や昼食でもメインダイニングを利用できることをすっかり忘れていました。笑
毎日ビュッフェを利用してしまっていましたが、それぞれ1回ずつは体験してみたかったです、、、涙
初めて見る食べ物を積極的に試す
おすすめメニューでも紹介したキウイですが、実は2つ目くらいからたまに出ているのを見かけていました。しかし、大きいし酸っぱかったら嫌だなあーと思い試していませんでした。
3日目の朝試してみたらめちゃくちゃ美味しくて、もっと食べたいと思いましたが、その時にはすでに人気が出ていて売り切れてしまっていました。
食事に関するよくあるQ&A
MSCの食事はまずいって本当?
私的には、「まずい」と感じたメニューは一つもありませんでした。
ですが、たしかに見た目から想像する味のイメージと実際の味が違うことはありました。
ですがそれはあくまで日本人として考えた時の味であって、世界共通ではありません。
そんな違いも楽しみながら乗船するのがコツだと思います。ビュッフェとレストラン、どちらがおすすめ?
個人的にはどちらも良かったので、それぞれおすすめの人の特徴をまとめてみますね。
ビュッフェがオススメな人
- 好き嫌いが多く自分で厳選したい人
- たくさんの種類を食べたい人
- 堅苦しいのがあまり好きではない人
- 英語が苦手な人
コース料理がオススメな人
- スタッフの方との交流を楽しみたい人
- クルーズならではの非日常感を感じたい人
- 見た目からも食事を楽しみたい人
アレルギーやベジタリアン対応はある?
メインダイニングに関しては、どちらもあります!
ビュッフェについては、メニューの近くにいるスタッフにアレルギーについて聞いても、詳細は分かっておらず、分からない、と言われてしまいました。強めのアレルギーをお持ちの方は、メインダイニングを利用した方が安心・安全かもしれません。ドレスコードがあるレストランでの服装は?
一応カジュアルの日でもビーサンやハーフパンツでの利用は好ましくない、となっているようですが、カジュアルの日は皆さん思った以上にゆるめだったなと感じました。
ただカジュアルな中でも、夜のダンスパーティのテーマに合わせてイタリアカラーを取り入れたり、白い服で揃えたり、といった形で楽しまれている方がたくさんいて素敵でした。
部屋でも食べられる?
不思議な感じですが、ビュッフェレストランで取った食べ物や飲み物を部屋に戻って部屋で楽しむことも問題ないんです!
私たちは、クッキーとコーヒーを部屋に持ち帰って、のんびりと午後を過ごしたりしてみました。
また、朝ごはんは無料でルームサービスを頼むことができます。ドリンクパッケージは付けるべき?
ジャパネットさんの貸切クルーズだったりプランによっては料金にドリンクパッケージが含まれている場合もあります。その場合はぜひいろいろな場所で楽しんでいただけたはと思います。
クルーズのプランに含まれていない場合、悩みますよね。私たちは検討した結果、ドリンクパッケージは付けないことにしました。
理由としては以下の2つです。①1日7杯くらいのアルコールを毎日飲まないと元が取れないけど、そんなには飲まなそう
②他のアクティビティなんかも楽しみたい実際にクルーズ中に飲んだアルコールは、1日1〜2杯でした。
ドリンクパッケージがおすすめな方は以下のような方かと思います。
①毎日お酒をたくさん飲みたい酒豪の方
②ペットボトルの水を飲みたい方
まとめ:MSCベリッシマの食事は想像以上に満足度高い!
MSCベリッシマの食事についてまとめると大きく3つです。
- 有料レストランを使わなくても十分楽しめる
- ビュッフェの味・種類・景色すべて◎
- 「旅行中の食事が不安…」という方にもおすすめ
朝食では和食が食べられますし、日本人の口に合いやすいイタリアンメニューが豊富です。
またコース料理も、自分が好きそうなものだけチョイスすることもでき、とても柔軟で、好き嫌いが多い方も安心して利用できると思います。
この記事を読んでみて、少しでも安心感を持ってクルーズを楽しんでいただけることを願っています。

