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アメリカ配偶者ビザ申請の体験談|期間は1年9ヶ月・費用と流れ全記録

アメリカ人の配偶者と暮らすためのビザ申請。「実際、何ヶ月かかるの?」が一番知りたいのに、制度の解説ばかりで不安になっていませんか。
この記事では、配偶者ビザ(IR-1)を実際に申請し、面接を終えてビザ受け取り待ちの私が、かかった期間・費用・不安だったことを体験談として全部お話しします。
読み終わる頃には、あなた自身のスケジュールの見通しが立てられるはずです。

はじめにお読みください
この記事は2026年7月時点の私の体験です。ビザの要件・審査期間・費用は変わります。最新情報は米国大使館USCISの公式サイトで必ずご確認ください。

結論:申請からビザ受け取りまで、私は約1年9ヶ月かかりました

先に答えからお伝えします。私の場合、I-130の申請からビザ付きパスポートの受け取りまで、約1年9ヶ月でした。

内訳はこちらです。

ステージ私のケースの所要期間
I-130申請 → USCIS承認約1年1ヶ月(2024年10月申請 → 2025年11月に承認通知)
NVC(書類審査)通過まで約5ヶ月(追加書類の提出対応を含む)
面接の案内 → 面接当日約2ヶ月
面接 → ビザ受け取り8日(「7〜10日後に配送」の案内どおり)
申請開始からビザ受け取りまでのタイムライン

ただし、この期間はあくまで私のケースです。申請の時期や居住国、書類の状況で数ヶ月単位で変わります。「だいたいこのくらいの規模感の話なんだ」という目安にしてください。

最新の審査期間の目安は、USCISの処理期間検索ページでフォーム名「I-130」を選ぶと確認できます。申請前に一度見ておくと、心の準備がしやすいですよ。

私たち夫婦の状況も先にお伝えしておきます。日本で結婚し、申請時は夫婦そろって日本在住。私は日本にいたまま申請しました。申請から約2ヶ月後に夫だけが先にアメリカへ戻り、そこからは離れて審査を待つ形です。私の渡米は2026年秋の予定です。

アメリカ配偶者ビザ(IR-1)の全体像|4つのステージ

IR-1とはどんなビザ?

IR-1は、アメリカ市民の配偶者に発給される移民ビザです。入国すると永住者(いわゆるグリーンカード保持者)として暮らせます。

似たものにCR-1があります。一般に、婚姻期間が2年以上だとIR-1、2年未満だとCR-1と案内されることが多いです。実は私たちは、申請時点では婚姻2年未満だったのでCR-1として申請しました。ところが審査を待つあいだに婚姻2年を超え、結果としてIR-1に切り替わったんです。審査が長いと、こういう「途中で切り替わる」ケースもあります。

どちらに該当するかはケースによるので、必ず公式サイトで確認してくださいね。

なお、国際結婚の手続きそのものについては、別記事でまとめています。婚姻手続きがこれからの方は、先にこちらをどうぞ。

→ 関連記事:アメリカ人と日本で結婚手続きするときの5ステップ

申請から渡米までの流れ|4つのステージ

大きな流れは、一般的に次の4ステージと言われています。

  1. I-130申請:アメリカ市民側(夫)が「この人は私の配偶者です」とUSCIS(米国移民局)に申請する
  2. NVC:承認後、NVC(国立ビザセンター)で書類審査。DS-260の入力や証明書類の提出をする
  3. ビザ面接:大使館・領事館での面接
  4. 発給・渡米:ビザを受け取り、アメリカへ入国

制度の正式な説明は、米国国務省の配偶者ビザページにまとまっています。

ここからは、各ステージで私が実際にやったことと、かかった期間をお話しします。

ステージ1:I-130申請|すべてはここから始まる

やったこと・提出したもの

I-130は夫が申請者になります。私たちは2024年10月に申請しました。このときはまだ夫も日本にいて、ふたりで書類を準備しました。

このとき提出したのは、主に次のようなものでした。

  • 婚姻を証明する書類(婚姻証明書など)
  • 夫の米国市民権を示す書類
  • ふたりの関係が本物であることを示す資料(写真、やり取りの記録など)

「関係の証明」と聞くと身構えますが、要は「実態のある夫婦です」と伝わることが大事なようです。私たちはチャット履歴と、ふたりが友人や家族と一緒に写っている写真を中心に、時系列で1つのドキュメントにまとめて提出し、少なくとも私たちの場合は、これで問題ありませんでした。時系列で整理すると、関係の積み重ねが審査する側にも伝わりやすいのでおすすめです。

承認までの期間と、待っている間の気持ち

I-130の承認までは、私の場合約1年1ヶ月でした。承認通知(I-797)が届いたのは2025年11月です。

正直に言うと、この期間が精神的に一番長く感じました。自分にできることがなく、ただ待つしかないからです。しかも私たちの場合、申請から約2ヶ月後に夫が先にアメリカへ戻ったので、離れて暮らしながらの「待ち」でした。

私は待っている間、CEAC(ビザ申請のステータス確認サイト)とメール通知を頼りに、確認は月に1回くらいと決めていました。毎日見ても進まないので、確認の頻度を決めてしまうのがおすすめです。

ステージ2:NVC|書類集めが一番大変でした

DS-260の入力と提出書類リスト

I-130が承認されると、ケースはNVCに移ります。ここでやることが一気に増えました。

私がやったことは、主にこの3つです。

  • 手数料の支払い
  • DS-260(移民ビザ申請書)のオンライン入力
  • 証明書類のアップロード(戸籍・警察証明・夫側の収入関連書類など)

DS-260は過去の住所や職歴をさかのぼって入力する項目があり、思った以上に時間がかかりました。特に困ったのが昔の住所です。オーストラリアのワーホリ中に住んでいたアパートの記録はどこにも残っておらず、部屋番号どころかアパート名も分からない。最終的に、通り(ストリート)までの情報で記載しました。日本国内でも引っ越しを重ねていたので、住所の洗い出しだけでかなりの手間でした。

過去の住所・職歴は、先に情報を整理してから入力を始めると、ぐっと楽になりますよ。

つまずきポイント:オーストラリアの警察証明

私の場合、過去にオーストラリアに住んでいた期間があったため、日本の犯罪経歴証明書に加えてオーストラリアの警察証明も必要でした。

そしてここで、私はこの申請で一番大きな失敗をしました。オーストラリアの警察証明には「指紋照合なし」と「指紋照合あり」のタイプがあり、私は指紋照合なしの証明書を提出してしまったんです。結果は差し戻し。指紋照合ありの証明書が必要だと追加書類を求められました。

取り直しの実際のタイムラインがこちらです。

  • 2026年1月末: 差し戻しで「指紋照合あり」が必要と発覚
  • 〜3月上旬: 内容確認の問い合わせへの返答がなかなか来ず、指紋採取と公証役場の予約に着手できない期間が1ヶ月以上
  • 3月中旬: 指紋採取 → EMSでオーストラリア連邦警察(AFP)へ発送
  • 4月下旬: 警察証明のデジタルコピーがメールで到着。月末には原本も自宅に届き、ようやく再提出

発覚から入手まで、約3ヶ月。NVCに約5ヶ月かかったうちの後半は、ほぼこの対応に費やした計算です。しかも痛かったのは、AFPの審査そのもの(約1ヶ月)より「問い合わせの返答待ちで動けない期間」でした。

海外在住歴のある方は、ここが隠れたボトルネックになります。同じ失敗をしないように、正しい取り方の手順は別記事に詳しくまとめました。該当する方は早めに動いてください。

→ 関連記事:アメリカビザにオーストラリアの警察証明が必要な人へ

NVC通過までにかかった期間

書類がすべて受理され、NVCの審査を通過するまで、私の場合約5ヶ月でした(2026年春に通過)。この間には、追加書類の提出を求められる場面もありました。

書類に不備や不足があると、こうした差し戻し・追加対応で数週間〜数ヶ月延びます。提出前のダブルチェックが、結局いちばんの時短でした。

ステージ3:ビザ面接|大使館での当日の流れ

面接予約から当日までの準備

NVC通過後、面接の案内が来ました。私は東京の米国大使館で面接を受けました。

面接前に準備したのは、次のとおりです。

  • 指定された健康診断(指定病院での受診)
  • 面接に持参する書類一式の整理
  • 想定問答の練習。ここはAIに頼りました。GeminiやClaude CodeといったAIに質問役をお願いして回答を準備し、Geminiの音声入力・音声出力を使えば、本番さながらの英語の模擬面接ができます

……と、英語でみっちり練習していったのですが、私の面接は結局すべて日本語でした(笑)。それでも「聞かれそうなことを、一度自分の言葉にしておく」練習は、当日の安心感がまるで違うのでおすすめです。

健康診断は予約が埋まりやすい時期があるようです。面接日が決まったら、すぐに病院の予約をとるのがおすすめです。

面接で実際に聞かれたこと

一番緊張した面接当日。私が実際に聞かれたのは、こんな内容でした。

  • いつ、どのように出会いましたか?
  • どれくらいでお付き合いを始めましたか?
  • (夫について)いつから日本にいましたか?日本で何をしていましたか?
  • ふたりはどこに住んでいましたか?会えていましたか?
  • 一緒に住んでいた期間はどれくらいですか?

所要時間は、待ち時間を除くと、書類の確認・提出で約5分、指紋採取と面接そのもので3〜5分。合わせても10分ほどでした。

進行こそ淡々としていましたが、担当は物腰のやわらかい日系の女性オフィサーで、ときどき笑顔も見えるくらいの雰囲気。しかも面接はすべて日本語で、英語のつもりで身構えていた私には、それが何よりの安心材料でした。

聞かれることの中心は「夫婦関係が本物かどうか」。私の経験では、正直に、普段どおり答えるのがいちばんでした。嘘や暗記した回答のほうがリスクになります。

面接結果は、その場で「許可します」

面接の結果は、その場で「許可します」と伝えてもらえました。続けて「ビザは7〜10日後に配送されます」という事務的な案内があり、面接はそれで終了。長い道のりの割に、最後はあっけないほどでした。

ステージ4:ビザ発給|面接から8日で届きました

面接からちょうど8日後、ビザが貼られたパスポートが無事に手元に届きました。「7〜10日後に配送」という案内どおりです。約1年9ヶ月の申請プロセスが、ここでようやく一区切りです。

渡米は2026年秋の予定です。入国前にはUSCISへの移民手数料の支払いも必要と案内されています。この手順や、実際の入国・渡米後の生活立ち上げについても、続けて記事にしていきますね。

かかった費用の実額まとめ

「結局いくらかかるの?」も気になりますよね。私のケースの金額をまとめます。

ひとつ正直にお伝えすると、アメリカ側の申請料(I-130とNVCの手数料)は、義父が支払ってくれました。本当にありがたかったです。そのため以下は、当時の規定額での記載です。

項目金額
I-130申請料$625(2024年申請時のオンライン申請の規定額。紙申請だと$675)
NVC関連の手数料$445(ビザ申請処理料$325+扶養宣誓供述書の審査料$120)
健康診断(ワクチン接種・レターパック代含む)91,140円
事前の抗体検査35,750円
書類取得・翻訳(住民票300円・戸籍謄本450円・翻訳$25×3ページ・証明写真2回分7,100円)7,850円+$75
その他(ビザ付きパスポートの返送3,410円、指紋採取・面接日の交通費 約3,600円)約7,010円
合計$1,145+約141,750円
ビザ申請にかかった費用

ドル建て分の円換算はその時のレートで変わりますが、仮に1ドル150円とすると総額はおよそ31万円です。手数料は改定されることがあります。金額は2026年7月時点の私の実績値として、最新の料金は必ず公式サイトで確認してください。

ちなみに抗体検査の35,750円は、正直に言うと払わずに済んだかもしれないお金です。母子手帳が手元になかったので事前に受けたのですが、抗体が足りない項目があって、結局健診当日にワクチンを接種することになりました。この話は別記事で詳しく書きますね。

証明写真は、最初の提出用と最終提出用の2回分かかっています。長期戦になると、こういう細かい出費も積み重なります。

不安になった瞬間トップ3と、乗り越えた方法

制度の話だけでは伝わらない「気持ちの浮き沈み」も残しておきます。同じ場面で不安になったとき、思い出してもらえたら嬉しいです。

第3位:面接直前、「書類不備でまた却下になったらどうしよう」
一度差し戻しを経験していた分、直前は心配が募りました。私の場合は、案内メールに書かれた持ち物リストを何度も読み返して、持参忘れだけは絶対にしない状態にして臨みました。「やれることは全部やった」と思えることが、一番の薬でした。

第2位:I-130の待ち期間、進捗が何も見えないこと
できることがない期間は、確認頻度を決めて、渡米後の生活準備(英語・仕事・持ち物の整理)に意識を向けました。「待つ時間」を「準備の時間」に変えると、心がだいぶ楽になります。

第1位:提出書類の不備で差し戻しになり、追加書類を求められたとき
警察証明のタイプ間違いで、審査が止まってしまった瞬間です。正直へこみましたが、起きてしまったことはどうしようもない。落ち込む時間を短くして、最短ルートで淡々と再取得のプロセスを進めることだけに集中しました。ミスからの立て直しは「スピードがすべて」です。

夫婦で進捗を共有する時間を週末のビデオ通話の際に作ったのも効きました。ビザ申請は夫婦の共同プロジェクト。ひとりで抱えないことが、いちばんの不安対策です。

まとめ:要点3つと、あなたの次の一歩

最後に、この記事の要点を3つにまとめます。

  • 私の場合、I-130申請から面接まで約1年9ヶ月。時期やケースで変わるため、余裕を持った計画を
  • 一番大変なのはNVCの書類集め。特に海外在住歴がある方は、警察証明の取得を最初に動き出すのがおすすめ
  • 面接は「正直に、普段どおり」で大丈夫。暗記より夫婦の実態

次の一歩として、まずはご自身の「必要書類リスト」を作ってみてください。海外在住歴のある方は、警察証明の記事から読むのが近道です。

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渡米と、その後のアメリカ生活の立ち上げも、この「きよのいえ」で引き続きお伝えしていきます。あなたの申請が、無事に進みますように。

※本記事は2026年7月時点の私の体験に基づきます。ビザの要件・審査期間・費用は変更されます。最新情報は米国大使館・USCIS等の公式サイトで必ずご確認ください。

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  • この記事を書いた人

きよ

アラサーの文系学部卒エンジニアです。 2020年からSESの会社で働いていましたが、転職して2023年からは自社開発企業でWebエンジニアとして働いています。 日本在住のアメリカ人と国際結婚しました。 ものづくりと旅が好きです。 2026年にアメリカへ移住予定。

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