配偶者ビザでの海外移住を控えて、準備をいつから始めればいいか迷っている方へ。 私は2026年9月にアメリカへ移住しました。
本格的に動けたのはビザ面接のあとで、渡米まで約2ヶ月半でした。
間に合った準備と間に合わなかった準備を、出国の半年前からのカレンダーにまとめました。
はじめにお読みください
この記事は2026年10月時点の私の体験です。ビザの審査期間や、銀行・証券・役所の手続きの期限は、人や時期によって変わります。最新情報は各機関の公式サイトで必ずご確認ください。
ビザ申請から渡米までの流れは、こちらにまとめています。
→ 関連記事:アメリカ配偶者ビザ申請の体験談|期間は1年9ヶ月・費用と流れ全記録
海外移住の準備に本格的に動けたのは、ビザ面接のあと
仕事のことや調べ物は、渡米の半年以上前から少しずつ進めていました。
でも、予約を入れたり書類を出したりする準備に本格的に動けたのは、ビザ面接が終わった7月中旬からです。
当時は仕事がかなり忙しく、平日に時間が取れませんでした。土日は、家族や友人と会う予定がたくさん入っていました。
面接から渡米までは、約2ヶ月半でした。
→ 関連記事:米国大使館のビザ面接|聞かれた13問と当日の流れ【IR-1体験記】
日付を並べてみると、はっきり分かれていました。
間に合った準備は、面接より前に始めていたものです。歯科は渡米の約4ヶ月前に初回を受けて、面接の8日前に治療が終わっていました。
間に合わなかった準備は、本当は面接の前に進めたかったものでした。
海外移住の準備は2種類。ビザの進み方で分ける
準備を並べると、2種類に分かれます。
1つは、ビザの進み方に関係なく動ける準備です。歯医者、日本の銀行口座の整理、引き落とし先の変更などがそうです。審査を待っているあいだでも始められます。
もう1つは、ビザ面接のあとに動く準備です。航空券、船便、海外転出届などです。ビザが下りるまでは、日付を入れられません。
私の場合、ビザ面接後に動く準備は、2ヶ月半で間に合いました。ただ、その中にも前倒しできたものがありました。この話は最後に書きますね。
間に合わなかったのは、全部ビザに関係なく動けるほうでした。
出国の半年前から逆算した準備カレンダー
出国日から逆算して並べました。左がビザを待たずに動ける準備、右がビザ面接後に動く準備です。

| 出国まで | ビザを待たずに動ける準備 | ビザ面接後に動く準備 |
|---|---|---|
| 6ヶ月前〜 | 歯科の検診を予約する(1回で終わるとは限らない) 内科・眼科も受診しておく 口座ごとに、引き落としと入金を書き出す 家具・家電を少しずつ手放す | (審査を待っている時期) |
| 4ヶ月前 | 非居住者でも使える口座を開く(私の場合) 歯科の初回(私の場合) | |
| 3ヶ月前 | 引き落とし先の変更を始める(反映に1〜2ヶ月) 閉じる口座の解約を始める 積立NISAの積立を止めて、売ったお金を受ける口座を決める 船便の見積もりを取る | |
| 2ヶ月半前 | 歯科の治療が完了(私の場合) | ビザ面接(私の場合) ビザ付きパスポートの返送(私の場合) 航空券の手配(私の場合は返送の直後) |
| 2ヶ月前〜 | 船便の契約と荷造り | |
| 1ヶ月前 | 船便の発送(私の場合) 持っていく食品を決める | |
| 2週間前 | 海外転出届(私の場合) 積立NISAの売却(私の場合) | |
| 出国日 | 国民健康保険で受診できるのは、原則ここまで(市区町村で確認を) | 出国 |
私の場合と書いたものは、実際の時期です。それ以外の左側の項目は、間に合わなかったので前に置き直した位置です。
ビザを待たずにできる準備ほど、時間が読めない
歯医者は、検診とクリーニングのつもりで予約しました。初期虫歯が見つかって、通院は4回、完了まで約7週間かかりました。行ってみるまで、回数も期間も読めませんでした。
内科と眼科は、最後まで受診できませんでした。国民健康保険で受診できるのは、原則として出国日までです。病院の予定は、そこから逆算する必要があります。扱いは、お住まいの市区町村でご確認ください。
→ 関連記事:渡米前の歯医者|通院4回・約7週間かかった実際のスケジュール
銀行口座も、時間が読めませんでした。
クレジットカードの振替口座の変更は、オンラインで済むと思っていたら郵送でした。しかも書類の取り寄せからで、反映にも1〜2ヶ月かかると案内されました。そのとき、出国まで約2週間でした。
その口座は、閉じずに残しています。
→ 関連記事:海外移住で銀行口座はどうする|閉じられない口座と残す設計
いっぽうで、非居住者でも使える口座は間に合いました。非居住者になると新しく開けないことに、渡米の4ヶ月前に気づいていたからです。
どれも、ビザの結果が出る前から始められるものでした。
ビザ面接後に動く準備は、2ヶ月半で間に合った
航空券や船便は、渡米日が決まらないと手配できません。航空券は、ビザ付きのパスポートが返送されてすぐに取りました。
船便は8月末に送りました。入港は11月下旬の予定で、荷物は私より約2ヶ月遅れて届きます。日本の食品は、自分で持って行きました。
海外転出届は、出国の約2週間前に出しました。住民票を抜くと、日本の住所で本人確認ができなくなります。銀行の手続きは、その前に済ませておく必要がありました。
積立NISAは、出国の約2週間前に売りました。2週間あれば、売却から銀行への払い出しまでできると思います。ただ、営業日などで変わるかもしれないので、私の場合の目安として受け取ってください。
売ったお金は、引き落としが残っていて閉じられなかった口座に入っています。売る日とは別に、お金を受け取る口座も決めておく項目でした。結婚後の姓の変更手続きが済んでいなかったので、そのぶん手続きも増えました。
NISAの扱いや売却・払い出しにかかる日数は、証券会社によって違い、変わることがあります。日程は、ご自身の証券会社で必ずご確認ください。制度については、金融庁のNISA特設サイトのよくある質問にまとまっています。
渡米後に困ったのは、期限より知らなかったこと
カレンダーに載らない詰まり方もありました。
1つは、アメリカの携帯です。私はSSN(アメリカの社会保障番号)が届くまで、携帯の契約を待っていました。
結局は、夫のAT&Tの回線に追加してもらいました。私のSSNは使っていません。待つ必要はありませんでした。方法さえ決めておけば、着いてすぐ頼めたはずです。
→ 関連記事:アメリカの携帯はSSNなしで契約できた|家族回線に追加した手順
もう1つは、日本のクレジットカードです。
渡米後、Amazonでプライムに登録しようとしたら、カードに利用制限がかかりました。解除の途中で、日本の番号に届くSMSを受け取り、カード会社の指定番号に日本の番号から電話をかける必要がありました。かけると通話にならずに切れて、Webの手続きが進む仕組みです。
日本の番号を解約していたら、この解除はできていません。日本の番号を残すかどうかも、出国前に決めることの1つでした。
歯科の治療記録は、もらっていません。受診のときに、もらえるか一度聞いてみる価値はあります。
まとめ:面接を待たずに始められる準備から
次の一歩は、いまの準備リストを2つに分けることです。ビザを待たずに動けるものと、ビザ面接のあとに動くもの。左側に入ったものから1つ、今週中に予約か問い合わせを入れると動き出せます。
振り返ると、カレンダーの右側に入れた準備にも、もっと早く始めるべきだったものがありました。
船便は、見積もりと契約、荷造りまで、もっと前から進めておくべきでした。家具や家電を手放す断捨離も、仕事の引き継ぎの準備も同じです。
お金のことでは、積立NISAの積立を早めに止めて、売却を進めておくこと。奨学金の一括返済も、早めに親に相談しておけばよかったと思っています。
どれも、ビザの結果を待たずに始められることでした。もっと早く手をつけておけば良かった、、、と思いました。
まだ面接まで時間のある方は、お仕事などでお忙しいかと思いますが、ビザに関係なく動ける準備から少しずつ手をつけておくと、面接のあとに慌てずに済むと思いますので、ぜひ試してみてください!
※本記事は2026年10月時点の私の体験に基づきます。ビザの審査期間、銀行・証券会社の非居住者の扱い、手続きの期限、通信会社やカード会社の条件は、人や時期によって変わります。最新情報は各機関・各社の公式サイトで必ずご確認ください。
